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悪と戦う少年少女

ある日突然超能力を手に入れた木村日和。

しかし日常生活では通常超能力なんて使わない。

世界を余裕で滅ぼせる私がなぜ中小企業でのさばっているのだろうとふと思う。

マンネリ化した日常に刺激的なスパイスを加え、楽しく生きることを決意。

仲間と共に自作自演、自己満足の日々を楽しく送ります。

私がヒーロー兼悪役だあ!

と宣言したものの、ヒーロー兼悪役ということは自分で作り出した敵と自分で戦うということである。

なにこの矛盾した状況。誰が得するというのか。

自分でそう思ってしまったがそんなこと言ってたらやってられないので、

その問題は置いておく。

アニメや漫画でよくある、秘密組織を私は立ち上げようと思う。

名前は散々考え抜いた末、【夜の支配者】にした。

ちなみに神話の一部から名前を拝借している。

しかし、今は財源確保と超能力者仲間の発見である。

無職なので、とにかく金が欲しい。(急に現実)

理想は金持ちで私のように突然超能力を手に入れた人を探す。

急に周り人への態度が変わったり、隠れたりする人を念力で盗撮。

しかしそう簡単に超能力者なんて見つからない。

見つかったと思ってもハズレ。

埼玉県在住のK,O君は、急に周りへの態度が変わったので盗撮すると、

パソコンでいじめしてた。いじめダメ、絶対。

念力でパソコンをショートさせる。天誅!

やっとそれらしき人物が見つかったのは、ある会社のオフィス外である。

そこで誰かわからない3人の会社員が超能力を使っているのを見た。

絶好のチャンス!そう思った私は、高速でボールペンをオフィス外へ飛ばした。

(後日、空飛ぶボールペン という都市伝説が出回っていることを知った)

そして3人の目の前にあった紙に文章を書く。

「突然申し訳ございません。ご覧の通り私も超能力者です。

もし私が立ち上げる秘密組織に入会をご希望でしたらこちらまで。」

サラサラとiPhoneの電話番号を書く。

「あ、秘密の転送装置とかじゃないのね…」

夢を壊してすいません。しかし数日後、入会すると連絡があった。(ガッツポーズ)

早速車で出発する。

マッハ30で高速移動もできるが、衝撃波で通行人が吹き飛ぶのでやめておく。

朝っぱらから超能力者がのこのこと自家用車で移動するわけだ。

結構燃費がいい車なので、すぐに着いた。

「先日ご連絡頂いた」までいうと、推定年齢23歳の優しそうな顔をした男が出てきた。

そしてリビングまで通された。そこにはもうさっきの男も含めて3人が座っていた。

さっきの男が「やあどうも〜、滝沢春です。これからよろし」と言ったところで、

「これから長い付き合いになるんだからタメ口でいいじゃん 」ともう1人の男が会話に入ってきた。

「よお、よろしくな!俺は瀧村音見だぜ。よろしくな」と言った。

しばらく話してわかったが、この3人とは気が合いそうだ。

自己紹介を要約してみると、こんな感じ。


瀧村 音見

性別:男 身長:170cmぐらい?

能力は発火能力パイロキネシス。全開を試したことはないらしいが、

相当な火力が出せるのは実証済み。(能力を見せようとして危うく家を火事にしかけた)

サバサバした当たり障りのない性格。


滝沢 春

性別:男 身長:175cmぐらい

能力は霧化。自由自在に霧を作り出し、それを操る。

霧は水分が多く含まれている。(霧で音見の火を消した)

数秒で地球を濃霧危険地帯にできることができるらしい。


上野 門真

性別:女 身長:160cmくらい

能力は放水。様々な水を手から出す。高温、低温自由自在。

風などを巻き上げて超大型台風を発生させられる。

上野財閥ご令嬢。(財源確保)


さあ、皆さんお待ちかね私のプロフィール!


木村 日和

性別:女 身長:160cmくらい

能力は念力。空中に物を浮かべたり、吹き飛ばしたりする。

体表に核弾頭はおろか、巨大隕石まで防ぐ高圧バリアを体表に常時展開。

背中に念力で作った酸素ボンベを装着。

毒ガスでもPM2’5でもなんでも防ぎ、3日なら清浄な空気を吸える。

マッハ30で高速移動も可能。

念力射程距離は60000km!


最強の4人組が今ここに爆誕!

そして、悪と戦う秘密組織に少年少女を入れる!

非日常を少年少女に与えるんだ。

もちろん悪を操ってるのが私たちだとバレないようにする。

人口非日常を創生。

問題は敵をどうするかである。

これがアニメだったらゴブリンやオークが出てくるんだろうが、ここは現実世界。

詐欺師や恐喝屋を流用するのも一応考えたが、少年少女を社会の悪と戦わせるのは気がひける。

というわけで、春の霧でゴーストっぽい物体を作ることにした。

下半身は朧げな霧、上半身は人型というゴースト体制。


よし!役者は揃ったあ!後は少年少女だけだ!















読んでくださりありがとうございまーす!

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