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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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2話

「今夜はどうする?みやの所に戻るか?」


「どーしよっかなぁ…お兄ちゃんの所で今夜は泊まって、ダメだったらまた事務所にしよっかな」


「あっちいったりこっちいったり…家出して友達の所渡り歩いてるみたいだな」


「家出っちゃあ家出だよね」


「確かにな。まぁみやには連絡入れとけよ?ついでに、祐斗と京井さんにもな」


「はーい」


返事だけは、きちんとしてむつはコーヒーをすすった。変な感じがする事なく眠れたとは言えど、やはり気になって夜中に何度となく起きていたむつは、結局の所は寝不足だった。山上もやはり、むつの話が気にっていて、おちおち眠る事は出来ずに寝不足気味で、大きな欠伸をしては目尻に浮かんだ涙をぬぐっていた。


「もうすぐ、湯野ちゃん来るな」


「うん…片付けとこっ‼」


そう言うと、むつはいそいそと寝袋を片付け始めた。その様子からして、颯介にはこの事を話すつもりはないようだった。

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