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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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1話

「…どお?」


「居ないっすね。マンションには、ちらほら居ましたけど…この部屋には居ませんよ」


「ですが…何か近くに居ますね」


「えっ?」


むつと祐斗が揃って京井の方を向くと、京井は気難しい表情をしていた。


「…むぅちゃんのストーカーって事でしょうか。むぅちゃんの自宅に残ってた感じと同じでしょうね」


「遥和さんってそういうの分かるの?」


「分かりますよ。むぅちゃんも好調の時は分かるんじゃありませんか?その場に何かが留まっていて、移動したとしても残留物のような物がある事に」


悩むように首を傾げているばかりで、むつは何とも答えない。そんな経験、今までにあったかな、と思い起こしているようだった。


「無意識のうちかもしれませんね」


京井はくすっと笑ったが、また険しい表情に戻っていた。そして、首を傾げながらむつの顔を真剣に見ていた。

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