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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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7話

「…誰に貰ったんだ?」


西原ではないとなると、冬四郎も母親もむつの他の元交際相手を知らないだけに気になったようだ。だが、冬四郎は何を思ったのか、問い詰めるような声だった。


むつは知らん顔をしてやり過ごそうとしているのか、首を傾げてみるだけだった。


「酒井か?」


ずばりと名前を言い当てられ、むつはゆっくりと目を見開いた。そんなむつの反応を見て母親も驚いたのか、まぁと呟くような声を発した。


「…むつ、そうなの?」


「うん…」


「外せ」


「嫌」


睨まれたあげく命令口調で言われたにも関わらず、むつはきっぱりと断った。そんなむつのはっきりした態度に、母親はますます驚いている。

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