表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
381/1084

7話

「…失礼しまぁす」


控えめにノックをして少し開けたドアから顔を突っ込んで、挨拶をすると奥のベッドの方から、くすくすと声が聞こえてきた。母親が起きているのだと分かったむつは、ドアを閉めるとベッドの方へと向かった。


「むつ、おかえりなさい」


「ただいまぁ…」


ベッドの横にある椅子には、西原が。ベッドのふちには冬四郎の座っていて、入ってきたむつをじろっと見た。怖いと噂される冬四郎にこんな風に見られると、妹であるむつも流石にたじろぐ。むつが大人しい理由も冬四郎の険しい視線の理由も知っているのか、西原は母親と顔を見合せて笑っている。


「お疲れ、まぁ座れよ」


西原が椅子から立ち上がり、むつに座るようにすすめたが、むつはゆるゆると首を振って断った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ