表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
333/1084

6話

「…信じてませんね」


「えぇ。遥和さん…京井さんを見てすぐに、犬神だと気付いてましたし…父のお知り合いという事ですから、私や父と同じような方なんじゃないかと思ったんですが」


「私と犬神さんが知り合いの可能性もありますよ?」


「だとしたら、遥和さんはそう教えてくれます。ましてや、遥和さんが嫌いな相手であれば尚更に。でも、何も言ってませんでしたから」


「…やけに信用されてますね。犬神さんとは、そんなにお付き合い長いんですか?」


「いえ…半年経ったくらいかと…」


「意外と短いですね。それなのに犬神さんの事は信用して、私は信用出来ませんか?」


「出来ません」


悩む事もなくきっぱりと言い切るむつに、酒井は驚いたような顔をした。だが、それと同時に少し悲しそうな顔もしてみせた。


「まぁ私の正体は何であれ、むつさんは来てくださいましたからね。私がお母さんを襲った物と関わりあるかもしれないというのに…そんな疑念はお持ちにならなかったのですか?」


「…そう言われるとそうですね。そこまでは考えてませんでした」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ