表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
33/1084

1話

「…変な感じがするの」


「変な感じ?」


「うん…今日もさ帰ってきてから、部屋に誰か居るような気がしたっていうか…最近ちょくちょく視線を感じるっていうか」


「部屋に何か居るんじゃないか?」


今は能力が使えないとは言っても、むつには人とは違った能力が備わっている。冬四郎は能力の事も、能力が弱っている事もよく分かっている。とは言えど、人ならざる物が全く分からないというわけでもないむつが、首を傾げている。


「分からないのか?」


「うん…だって見回しても、それっぽいのかとぼんやりとも視えないんだもん。居ないって事だと思うし…でも、何か…って感じがして」


「夜もおちおち寝れないって事か。いつから、そんな事になってるんだ?」


「1週間経つか経たないかってくらい」


「仕事で妙な所に行って、何か連れて帰ってきたか?谷代君に視て貰ったらどうだ?」


「その方が確実よね…頼んでみる」


「仕事にしてるやつがそんな弱気じゃ漬け込まれるだろ?気にしすぎるなよ。直接何かあったわけじゃないんだしな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ