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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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6話

1階のロビーでむつは、酒井に会いたいという事を告げた。約束はないので、不在なら戻るまで待つとの事を言った。確か、前に晃の元を突然訪ねた時にもこんなだったなと思い出していた。なかなかの常識外れで迷惑なやつだと自分でも思うが、図々しくしていないと居られそうにもなかった。



「…確認しますので、お待ちください」


「えぇ、お願いします」


胡散臭そうな顔をされても、むつはにっこりとした笑みを浮かべたままだった。こういう時だけは、女優かも知れないとむつは内心思っていた。そして、女なんて、皆女優なんだと意味の分からない自信を持っていた。


「お会いになるそうです。どうぞ、こちらへ」


「ありがとうございます」


当然といった顔で、むつは案内役で先に歩き出した警官の後についていった。

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