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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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5話

西原にマンションの下で降ろして貰ったむつは、すでに到着していた警察関係者を伴って部屋に入った。冬四郎からの連絡があってか、むつが聞かれたのは発見時の様子だけだった。


鑑識は入り、部屋の中の指紋の採取をしたり、凶器が刃物らしいという事からキッチンで包丁を調べられたりと、見ていたむつにとっては、あまり気分のいい物ではない。何となく、自分が疑われているような気分になっていた。


「…あ、西原さん」


「お、よぉ来てたのか」


コインパーキングに車を止めてきた西原がやってくると、鑑識の人たちの中に知り合いを見付けたのか、西原は話をしている。それに気付いたむつは、鑑識の邪魔をしないように西原の隣に移動した。


「どうした?何か取られてたか?」


「…あ、分かんない…まだ見てないから」


「そっか。まぁ鑑識が引き上げてから見てみろ…それまでやる事もないし…外で待つか?」


「それでもいいなら、そうしたいかも」


「そうするか。なら、一緒に外出とくか…ちょっと寒いけどな。外で待ってるから、終わったら声かけてくれ」


西原は喋っていた鑑識の者に声をかけると、むつをエスコートするように廊下に出た。

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