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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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4話

西原の運転する車が高速道路に乗る頃、冬四郎は自分の携帯でどこかへと電話をかけていた。むつは、それが気になって仕方ないようで、ちらちらと後ろを見ていた。


「…救急だ。事件でも病気でも見に行って貰った方がいいだろ?母さんも年っちゃあ年だしな」


「うん…」


高速道路に乗った西原は、ゆっくりとアクセルを踏み込んだ。ぐんぐんとスピードを上げてく車に揺られながら、むつはぎゅっとシートベルトを握っていた。


「むつ、宮前さんの言う通りだ。落ち着け」


「…落ち着けないよ、お母さんに何かあったのかもしれないし」


「任せろ。もうすぐ着くからな」


「先輩の運転って安全だよね。お兄ちゃんは、急ぐと粗っぽくなっちゃうけど」


「俺はそこまで運転上手いわけじゃないからな…パトランプ鳴らして走るのは結構怖かったりするんだよなぁ」


「あたし平気かも…」


「お前もスピード狂だからな。運転上手いし」


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