表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
213/1084

4話

「俺的にはな。昨日の話、ちらっと聞いたけど…連絡しなくていいんじゃないか?何か、信用出来なさそうな気がするからな。連絡先知られて…何かあるとは思えないけど…警官も人間だからな。間違いはおかすし」


「…酒井さんが何かしてくる人になりそうって事?でも、そしたらお兄ちゃんの出番だよ。捕まえちゃえばいいんだし、検挙率?上がるよ」


「そんなもんは、どうでもいいんだ。そうじゃなくて…まぁ…むつの好きにしたらいいけどな」


「あのね…あたしが気になるのは、両親の事もだけど、能力の事も何で知ってたのか気になる。お父さんはその辺は何も言ってないって言ってたもん…それに、よくないのが近くに居るって…それってね、この前の不審者の事かなって…だとしたら…それが分かるなら、酒井さん…あたしと近い人なのかなって」


「何かしらの能力がって事か?」


「うん…」


言いながらも、あまり自信はないのかむつは何となく不安そうな顔をしている。酒井という人物の得体の知れなさが、余計にそうさせているのだろう。


「その可能性っていうのは、むつにしか分からないからな…感覚みたいなものだろうし。気になるなら、確かめてもいいんじゃないか?でも、会うってなるなら1人では行くなよ」


「…一緒に来てくれる?」


「俺の仕事の都合に合わせてくれるならな」


「合わせるから…一緒に来てね」


「分かった。とりあえず、今日はうちに寄らないとな。仕事終わったら連絡するし、寄越せよ」


酒井に会うのであれば冬四郎も一緒となり安心感が出てきたのか、むつは嬉しそうな顔で、しっかりと頷いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ