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４話

「…まぁいいや、お兄ちゃんに相談…遥和さんかな…ね、どっちがいいと思う？」

「そりゃあ…宮前さんなんじゃないか？話しやすい方でいいと思うけど…俺でもいいぞ？」

「先輩かぁ…全くの部外者のがいいのかな？それも有りかもしんないわね」

それこそ満更でもなく、むつにみつめられた西原は、少し照れたような笑みを浮かべた。普段のむつならする事のないような、化粧、髪型、服装の効果なのか違う人が側にいるようで、西原は落ち着かないような気がしていた。

「あー…あのさ、今日のむつって可愛いよ、いつもよりも。でも、俺はいつものむつがいいかもしれない。見慣れてないからだと思うけど…今日のむつに見られると恥ずかしいな、照れる」

「何よそれ…新鮮でいいでしょ？次、こんな姿見れる事なんかないわよ？」

「それは残念すぎるな…」

「あたしはちょっと違う人でいる感じで楽しかったりするけどね…でも、何か知らない人を演じるみたいで疲れるもん」

「だろうなぁ…でも、可愛い」