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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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3話

ホテルの出入り口が見えるチェーン店の喫茶店に入った祐斗と西原は、冬四郎を前にして神妙な顔つきでいた。だが、そんな2人には構わず冬四郎は、コーヒーを3人分注文すると灰皿を引き寄せてタバコを吸い始めていた。


祐斗も西原もこの沈黙に耐える事は出来そうにないのか、ちらちらとお互いの顔を見ている。冬四郎に何かを聞かれる前に、何かしら言っておいた方がいいとは思いつつも、どちらが言うかで押し付けあい、遠慮しあっている。


そんな2人の視線のやり取りに気付いている冬四郎は、頬杖をついてどちらが何を言い出すのかと、のんびりと待っていた。


やがて、コーヒーが運ばれてくると冬四郎はタバコを揉み消して、熱いコーヒーをすすった。祐斗も西原もコーヒーに手をつけるわけにもいかないのか、冬四郎の行動に注目しきっている。


「…人の顔見てて面白いか?」

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