表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
154/1084

3話

「ありがとうございます…」


「いえ…むつさんお酒は?何でも呑まれるんですか?…って、あれですね。このまま、むつさんとお呼びさせて頂いて、構いませんか?」


「え?はい…勿論ですよ。あの、何でそんな事をお聞きになられるんですか?」


「挨拶して間もないんですよ?それなのに、名前でって…図々しいと思われたくありませんからね」


むつが瞬きを繰り返すばかりで何も言えないでいると、その隙を狙ったように店員がやってきて、コースターの上にビールグラスを置いた。それと共に、つきだしの小鉢と箸を並べると、店員はさっさと去った。


「あの…」


「あ、ごめんなさい。とりあえず…乾杯しましょうか、折角のビールですし」


気を取り直したようにむつが言うと、酒井はグラスの手にした。かちんっと軽くグラスを合わせて、むつはこくりと呑んだ。クリーミーは泡は、今までに呑んだ事のない味がしていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ