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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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3話

相手にどう思われるかを気にしすぎて、だんだんむつらしくなくなってきている事を、冬四郎は心配していたがどうにかしてやれる事はない。


「…見合いがダメになっても気にする事じゃないだろ。兄貴は、あれ以上上には行けないだろうからな。今更、組織内でなんてむつが気にするな。親父もそろそろ隠居になるんだしな」


「社長も言ってた…お兄ちゃん昇進蹴ったから、今より上に行くのは無理かもって。何で蹴ったの?」


「納得出来なかったんだろ」


「納得?でも、昇進試験とか受けたり周りからの推薦?とか認められたからなんじゃないの?」


「周りが認めようが、兄貴が納得出来なかったんだよ。あの人、意外と厳しいからな自分にも周りにも。自分が上にはいける度量がないって思ってるのにいく程、無責任じゃないって事にだろうな」


「…お兄ちゃんって凄いのかも」


「そういう面はな」


ふーんと言いながら、むつは晃を思い浮かべてみた。何かしら考えていたのか、むつはほんのりと口元に笑みを浮かべた。

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