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よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
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3話

『まぁこんだけ人多いと…また探さなきゃいけなくなりそうだしな…けど、お前…むつか?』


「はー?電話してるんだから、あたしだし」


『いや、そうじゃなくってだな…そうじゃなくて…こっち向けるか?』


「どっち?」


『…階段とは反対の…改札の方だよ…』


冬四郎に言われるがままに、きょろきょろしていたむつだったが、見慣れた姿を視界の端に捉えると、ぴたっとそちらを向いて止まった。そして、ぶんぶんと手を振った。


「…遅いっ!!」


「遅くはないだろ?俺のが先に着いてたんだからな…にしても、お前…めかし込んだな」


「お母さんチョイス」


むつが携帯をしまって、スカートをつまんでくるっと回って見せると、冬四郎は何やら納得したように頷いた。

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