表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
よろず屋 -むかしのこと-  作者: 幹藤 あさ
10/1084

1話

マグカップを受け取り、それを机に置いたむつはようやくパーカーを脱いだ。ロッカーに片付けるのは面倒くさいのか、鞄と共に隣の空いている机に置くと、ふぅふぅしながらコーヒーをすすった。


「…何だ、また寝不足か?」


むつが眼鏡を外して、しょぼしょぼと目を擦るのをめざとく見付けた山上は、苦笑いを浮かべている。


「うーん…何か夜中に起きる回数多くって」


「寒いからか?」


「かなぁ?」


眼鏡を掛け直す樹にもならないのか、むつは机に眼鏡を置くと、マグカップを片手に立ち上がると、簡易キッチンに入っていった。ぶぅんっと重たげな音と共に換気扇が回り始めると、むつはタバコをくわえた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ