第1話 出発
台詞が非常に多いので疲れると思います。軽く読み飛ばして下さい。
羽田からサンフランシスコまで9時間半のフライトを終えた二人は入国審査審査を終え、荷物を取った後ターミナルのデパーチャー/チケッティングレベルのロードウェイセンターアイランド(空港から指定の場所まで連れて行ってくれるバンが乗り入れる場所)へと向かった。
「ここがアメリカか~。思ったより綺麗だな。」
「そりゃ空港だからな。」
「あ、そっか」
「まぁでも、アジアに比べりゃ大分綺麗だと思うぞ。」
「そうなのか?」
「そりゃお前、アジアで綺麗なのは日本とシンガポールくらいだからな。」
「ふーん。まぁいいや。それより早くバス探そうぜ。」
「そうだな。」
そう言った時、およそ30台前半の男が二人に寄ってきた。
「君達!君達はギルマンセキュリティー社ガードマン研修の研修生かい?」
「えぇ、そうですが。」
「そうかい、なら来たまえ。バスはこっちだよ。」
男が手招きする。
「ありがとうございます。」
「君達で最後だからね。」
「えっ、そうなんすか?じゃあ早くしねーと。」
「あぁいやいや、慌てなくていいんだよ。どうせ出発予定時刻より10分位早いからね。そうだ、君達トイレは済ませたかい?ここからかなり長くなるよ。」
「えぇ、大丈夫です」
「お、着いたね。」
そこには3台のバスが並んでいた
「さぁスーツケースを貸して。」
「あぁ、ありがとうございます。」
二人がスーツケースを男に預けると、男はスーツケースをトランクルームに放り込んだ。
「さぁ乗りたまえ。」
二人がバスに乗り、席について間もなくマイクを通して60代程の男の音がバスの中に響いた。
「諸君。諸君等は第11期クリムゾン訓練兵で間違いないな?私は諸君等が今から向かうギルマンセキュリティー特殊戦闘訓練センターの長のWilliam Davis(ウィリアム、デイビス)だ。そして。」
ウィリアムに代わり、先程の男がマイクを握った。
「どうも、息子のAlexander Davis(アレキサンダー、デイビス)です。」
「なんか名前の割に頼り無い人だな。」
「父親の方は威厳があるんだがな。」
バスの中からこそこそとそんな声が聞こえてきた。
「諸君等はこれからネバダのカーソンシティにあるリノ・タホ国際空港から我が社の所有するオスプレイでグレートプレーンズのアリマロにあるギルマンセキュリティー特殊戦闘訓練センター、長いから我々は特戦練と略しているがそこへ向かう。尚、リノ・タホ国際空港で少し休息をとるがあくまで諸君等はギルマンセキュリティー社のガードマン研修生という名義で来ているため現地でクリムゾンの名は一切口にしない事。いいな?」
「yes」
「声が小さい!」
「YES!」
「よろしい。」
ウィリアムに代わってアレキサンダーがマイクを握った。
「良し、これから空港につくまでの間は各自で休息を取ってくれ。皆長旅で疲れただろう。オスプレイの中ではうるさくて眠れないからね。今が23時18分だから着くのは深夜の2時13分位になるね。3時間56分、しっかりと休むんだよ。」
バスの中からは安堵の声が聞こえた。
23時18分、クリムゾン訓練兵128名を乗せた3台のバスはリノ・タホ国際空港へ向けて出発した。
最後までお読みいただきありがとうございます。次に投稿するのは来週当たりになると思います。
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