【来栖 雅】の場合。
今回は純粋です。ちょっと主になる年齢が下がりました(´・ω・`)でも、この歳でこんな恋はあるのかな…?
5年前、小学校の帰り道。
『ちゅーしたいっ!』
『え?』
『ちゅー。』
付き合ってた彼女から突然、そんな事言われて、俺は…、
『俺らまだ小4だぞ?しかも、女の子だったら尚更、初キスは大切にしろ。』
と答えたことは記憶にある。
――――・・・
そんで5年後、中2。
「ふぅ…ん、あっ…、やっ。」
学校からの帰り道。でも通学路から少し外れた道にある公園で、木陰に隠れながら俺は依頼を遂行していた。
「……、これでい?」
「………はい。……ありがとうございました。」
依頼者の後輩は、赤らめた顔でブラの前ホックを付け直してる。なんと、この日の為に前ホックを買ったんだと。白地に水色の刺繍…、悪くない。
「いーえ。暗くなる前に帰りなよ?」
「はい…。」
笑顔で後輩を送り出して、俺も少し遅くなったけど、帰ることにした。…本日の、さっきの後輩からの依頼、『キスと、胸元に跡をつけて欲しい。』との事で遂行完了。依頼の理由?それは聞かないことにしてるの。
「あっちぃ~…。なんで夏は夕方も暑いんだよ…。はぁ~、コンビニでアイス買って帰ろ~。」
パタパタ手で扇ぐけど無駄な抵抗。ベっタベタな体と渇いた喉。でも流石に公園の水道で水浴びはパス。飲むのも何か遠慮したい。
「やっぱ止め…、家帰ってシャワー浴びる…。」
夕日は『落ちる気ないッス』と言わんばかりに、まだまだ照っている。
「よっ、終わった?」
ウダウダ歩いてると、公園の出口の車止めに座る人に呼び止められた。
「なん…、で…?」
一瞬誰だったか分からなかったけど、5年前はロングだった髪をバッサリ切って、ショートになった彼女がいた。
「昔は『初キスは大切にしろ』とか純粋だったのに、今では女遊びヒドイらしいねぇ~。雅?」
「千歳…?」
ニヤつきながら俺の所に歩いて来て、腰に手を回してきた。あの歳ではそんなに感じなかった身長差が、今ははっきりしてる
「…ただいま。やっぱり一番に会いたかったから。」
「おう…。おかえり…。」
あっ、あの~、
どうやって反応すれば良いのかな…?
「おっきくなったね?今は成長期かぁ。」
「まっ、まぁな。」
えっと~、成長期なのは千歳の胸……。
「心臓、バックンバックンじゃん。」
「そんなこと…っ!」
今まで反らしてた目線を下に戻すと、千歳は泣いてた。
「ちゅーしたい。…もう純粋じゃ無いんだから大切にしろなんて言わないでよ?」
「…………。」
無理矢理笑った笑顔が、
「誰の為に取っておいたと思ってるの?」
つんつんした態度が、
「もしかして、彼女いるとか…?」
焦ってる態度が、
「いねぇよ。」
…全てが愛しくて。
「俺の為の初キスだろ?」
俺は彼女にキスをした。
別に…、千歳が引越したから、女遊び始めた訳じゃねーよ。引越した後に色々あったからで…。…でも、色んな女の人相手にしてきたけど、…いつも千歳を思い出してたなんて絶対秘密だから。
ペースが…(^_^;)今日は本当に暇でした(>_<)でも、次はいつになるか…