第五百九十六話『金メダル失格にゃん』
第五百九十六話『金メダル失格にゃん』
《どぉ『お慰め』してあげたらいいのにゃん》
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『ついでにやっちゃえぇっ!』
「なぁんて、
意気盛んなる野心で」
たったったったったっ!
「とモノの見事に、
二度目の一着ゴールイン」
『オリン』
「の際と同じように、
受賞者に与えん、
とばかりに用意されてた」
『メダル』
「の中でも一番、
顔色のいいヤツを、
これまた走ったまま」
『んなら、もぉらいぃっ!』
「って叫んで」
たったったったったっ!
「と、
まるで、
かっさらうかのように、
手を伸ばしてつかんだ」
『パラリンの金メダル』
「だったのにぃ。
……くっそぉっ!」
『いっけないんだ、
いっけないんだ。
あぁんなことしちゃ、
いっけないんだ』
「とかなんとか、
アタシから見ても、
後ろ指を差されて、
おかしくない」
『きゃはっ。
奪い取って、
やったのわぁん!』
「あるいは」
『きゃはっ。
引ったくって、
やったのわぁん!』
「ってな感じに、
受け取られかねない、
まさに」
『濃厚ミルク、
ごっくんもの』
「で手に入れた」
『パラリンの金メダル』
「だったのにぃ。
……ちぃっくしょう!」
《一位にゃのに、引ったくってどうすんのにゃん?》
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『失格』
「との烙印を、
押されたのを機に、
なにかしらの傷口が、
ぱぱぁっ、と
拡がってしまったのわぁん」
「にゃん?」
《『にゃにかしらの傷口』を知るためにも、つづくのにゃん》




