第五百九十二話『おさらいにゃん④』
第五百九十二話『おさらいにゃん④』
《返り咲くのにゃん》
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「ワタシが?
そりゃあまぁ。
この」
『若さ』
「だもの」
『いつだって、どんとこい!』
「って望むところ、よ。
ミアンちゃん。
まぁ任せてちょうだい」
《イオラにゃんじゃにゃいし、無理もしにゃいで》
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「ああでもぉ」
『一体なにをどう返り咲けば、
いいのかしら?』
「いつになく、
自信満々に、
張りきってみせるから、
そこんところをくわしく」
「……にゃあ、イオラにゃん」
『気にしにゃいで』
《お歳がら、こういうのに『敏感』にゃのかもにゃん》
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「……なぁんていう、
イオラとの」
『どうしようもなぁ』
「なおしゃべりは、
さっさ、
と、やめて、
とっと、
と、お話の続きを、
始める……前にぃ」
「いつもの」
『アレ』
「でもやるのにゃん?」
「アタシの出番なもんで、
モチ、なのわん」
《んにゃら、アレといこうにゃん》
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「ミアン。
お皿もう四枚、
お願いなのわぁん」
『し、しまったのにゃん!』
「タイトルにかこつけて、
またもやのもやのもや、
ミーにゃんが」
『皿洗い』
「にゃるもんを、
ネコにさせる、
にゃんてにゃあ」
じゃぶじゃぶじゃぶ。
ごしごしごし。
きゅきゅきゅ。
ぴっかんかあぁん!
《に洗い終わったもんで、お話の続きを始めるのにゃん》
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『イオラの森のお姫さま』
「なアタシの」
「にゃあんにゃ」
『りりしくも奥ゆかしきな、
凜としたすがすがしさ、
で出てきた』
「って、
ミーにゃんにゃったの?
やれやれ」
『こらああぁぁっ!』
「当のアタシがいるそばで、
あからさまに」
『ネコ耳そば立てて、
今か今か、
と待ってたのににゃあ。
期待して損したのにゃん』
「なぁんていわんばかりに、
がぁっかりのかり、
してんじゃないのわぁん!」
《それもそうにゃん。んにゃら『あらためて』にゃん》
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「んまぁなんだ。
要するにね。
第五百七十六話目内に、
登場した」
『イオラの森のお姫さま』
「なアタシの」
『ごっほん』
「こそが、実の実は、
おしゃべりの」
『ターニングポイント』
「だったの、
って、
いいたかったのわん。
んでもって」
『なもんで、
いそいそ、
と始めちゃうとね』
「って言葉を継いで、
やぁっとこさ、
念願中の念願、
第五百七十五話にて、
展開するはずだった」
『アタシのおしゃべり』
「へと、
モノの見事に返り咲いてさ」
『んならば、
つつしんで、
教えてつかわすのわん』
「の」
『教え』
「へと、
自然に流れていく……はず、
だったのわん。
んなのに、
出鼻をくじかれてぇ。
んでもって、
ここまで、
えんえん、
とムダ話が続いてぇ。
んもう」
『くやしいったら』
『いまいましいったら』
『後ろめたいったら』
「……あっ。
最後のは違う、
と看破したのわん。
なもんで記憶から」
『削除』
「願うのわん。
……とかなんとか、
あたふた、
しようがしまいが、
とにかくっ!」
『しゃくにさわるったら』
「も、この際、仲間に加えて」
『ありゃしないのわん!』
「ああんもう!
この残念さ。無念さ。
二つ、かみ合わせて」
『残念無念さ』
「一体どうしてくれる、
って、
歯がゆいから、
歯ぎしりして、
嘆きたいのわぁん!」
『にゃん?』
《あんた、にゃにいってんのにゃん? ……つづくのにゃん》




