第五百八十七話『ふんがぁふんがぁにゃん②』
第五百八十七話『ふんがぁふんがぁにゃん②』
《ネコににゃあんて仕打ちをするのにゃん》
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「アタシってホント」
『根っからの、
やさしくて親切な妖精』
「なもんで、
たとえ、お口汚く」
『いい気味なのわん』
『ざまぁみるがいいのわぁん』
「とか、
ののしってた、
としても、よ。
実際には、
やることなすこと、
善意に、
満ちあふれてるのわん。
……モチ、
たぁった今の今、
んな目にあわせたのだって」
『アタシのプライドを、
守るため』
「というよりかは」
『逆上したアタシの、
妖力爆風波を食らって、
哀れにもミアンが、
「宇宙のチリとなりにけり」
を未然に防ぐため』
「早い話が」
『アタシのやさしさが、
なせる技』
「ってモノの見方のほうが」
『はるかに的を得てる』
「のに決まってるのわん。
……とまぁなにはともあれ、
ここまで、
いたせりつくせり、
で、やってあげたんだもん。
アタシとしても」
『んれで少しは、
反省してもらわなきゃあね』
「って願わずには、
いられないのわぁん」
《ふんがぁふんがぁ!》
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「……なぁんて、
今の今まで、
アタシの心の奥深くに、
大事に大事にしまっていた」
『素直なる気持ち』
「とやらを、
あらいざらい、
ぶちまけたところで……」
『ミアン、判ったぁ?』
「どこにでもある、
ファンタジーでさえもある、
ごくごくありふれた」
『ガムテープ』
「なるもんをね。
そうやって、お口に」
『べたぁっ!』
「と貼らせるくらい、
大事な親友のアタシを」
『あたふた、はらはら、
させんじゃないのわぁん!』
ふんがぁふんがぁ!
《んれを引きはがす勇気と時間がいるもんで、つづくのにゃん》




