第五百八十二話『ちょっかいを出すのにゃん』
第五百八十二話『ちょっかいを出すのにゃん』
《『いい意味で』の、に、してにゃん》
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「ミーにゃん」
『長々とお待たせ』
「しましたのにゃん」
「ミアン。
……ってことは、もしや」
「んにゃ。
やぁっとこさ、
イオラにゃんの」
『ちょっかい』
「が終わったのにゃん」
「あら。
ミアンちゃんったら。
——待って。
ここはたしなめるよりも、
むしろ、
『母親としての大らかさ』
を示すほうが、
教育的には、
よろしいんじゃないかしら。
となれば——
ミーナちゃん。
お聴きのとおりよ。
ワタシの、
耳にすがすがしい、
でもって、
目にもあざやかな」
『ちょっかい』
「がね。たぁった今の今、
涙のフィナーレを迎えて、
……ぐすん。
ついに、とうとう」
『終わってしまったのよ』
「……あのね、イオラ」
「あらまっ。
意外や意外。
ミーナちゃんにも、
伝わったのかしら。
ワタシの心に生まれ出でた、
……んもう、
なんていったらいいのか、
あふれんばかりの、
この感動が。
このさみしさが」
『じゃなくって!』
「アタシたちの」
『いたずら書きなおしゃべり』
「にね。
いらぬ、もしくは、
よけいな」
『ちょっかい』
「なんて、
出すんじゃないのわん!』
《にゃあんて、三にんの間で『ちょっかい』が大はやりにゃん》
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「毎度毎度とはいえ……。
んもう、まったくぅっ」
『創造主が自分の造り子を、
んなにも、
イライラのイライラ、
にさせてどうすんのわん!』
「なぁんて」
『嘆きも怒りもなんとやら』
「なもんで、
いよいよ、アタシの出番。
待ちに待った」
『くだけた表現』
「のおしゃべりが、
正々堂々、
と始まっちゃうのわぁん!」
《意外に張りきってる、と知れたもんで、つづくのにゃん》




