第五百八十話『脱線してもガンコもんにゃネコにゃん』
第五百八十話『脱線してもガンコもんにゃネコにゃん』
《にゃから、どこの誰をいってんのにゃん!》
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「ええとぉ。
ミアンちゃん?」
『キレたの?』
「んにゃ」
『あらまっ!』
「そんなに、
あぁっさりのさり、
と認めないでくれるかしら。
……っていうか、
ワタシとしてはね。
ほら」
『ごくごく最近、
流行った言葉』
「のアレよ、アレ。
アレでね。
返事して欲しかったのよ」
「はて?
にゃあ、イオラにゃん。
アレって」
『昔々のそのまた昔、
流行った言葉』
「と思うのにゃけれども?」
「あら、おかしいわね。
ワタシ、こうみえても」
『数万年』
「は生きてる精霊なのよ。
それに引き換え、
妖の、
ミーナちゃんや、
ミアンちゃんじゃあ、
どんなに長生きしたって、
たかだか」
『千年』
「くらい。
そして今は」
『二百年ちょっと』
「っていう、まだまだ」
『幼児期真っ盛りな、お年頃』
「じゃない。
だったら」
『霊体として、
生きていくうえで、
さけては通れない、
ありとあらゆる経験』
「のみならず、
それに伴って、
つちわれた」
『記憶の大きさ』
「についても、
ワタシのほうが、
はるかに上のはず。
なのに、
どうしてワタシの」
『カンちがい』
「って」
『カンちがい』
「されたりするのかしら」
《にゃあんでこうも、お話を脱線……つづくのにゃん》




