第五百六十二話『バチが当たらにゃいのにゃん⑤』
第五百六十二話『バチが当たらにゃいのにゃん⑤』
《まかり間違ったとしても、『工場心』にゃん!》
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「おかげで、
かどうか、は、さておき。
全身に、
たぎらせんばかりだった」
『情熱の……なぁんか』
「が、
あぁっさりさり、
と消え、
代わりに」
『?(はてな)』
の文字に、
埋め尽くされる始末、
なのわぁん。
んもう。
一体なにがどうして、
こうなるのわぁん?」
「にゃあんて、
フシギ顔で」
『文句をおつけに』
「にゃられてもにゃあ」
《親友の気持ちを察してにゃん》
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「——ネコの忍耐にゃって、
限度があるのにゃん——
にゃあ、ミーにゃん。
お願いにゃもんで、
そろそろ」
『ウチと代わって、にゃん』
「あ、それ?」
『なぁんだ』
「いともかんたんな、
お願いなのわぁん。
んなら、
アタシも、
いともかんたんに」
『ダメなのわん』
「っていっちゃうのわぁん」
『にゃにゃんと!』
「んにゃにも、
あぁっさりのさり、
と、にゃん?」
《衝撃の事実。親友の哀願を真っ向から否定してくるにゃんて》
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『好きこそモノの上手なれ』
「っていう、
アタシの」
『工場心』
「……じゃなくって」
『向上心』
「めいたもんが、
どうしようもなく、
許してくれないのわん」
《『工場心』……にゃあんともネコ心をそそる言葉にゃん》
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「なぁんて、
いかにも正直に」
『心情を吐露』
「したからには、
って……こらこら」
《と注意を受けたネコににゃったもんで、つづくのにゃん》




