第五百六十一話『バチが当たらにゃいのにゃん④』
第五百六十一話『バチが当たらにゃいのにゃん④』
《バッターにゃん?》
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「んなら、
偉大なる親友に」
『ミーナより愛をこめて』
《どこかで目と耳にしたようにゃ『お歌のタイトル』にゃん》
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「アタシにとっちゃあ、
ちとでかすぎる、
ネコ用のバチでさえも」
『愛のためなら、
らっくらく、なのわん』
「とばかり、
両手に、
しっか、と、にぎって」
かきぃぃん! かきぃぃん!
『打って打って、
打ちまくるのわぁん!』
《擬音が違うのにゃけれども……まぁいいにゃん》
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「それえぇっ……って、
おやおや?
ミアンったら、
どうしたのわん?
なぁんで」
『まるで、
仲直りさせるがごとく』
「アタシとお太鼓の間に、
割って入ったのわん?
……はっ!
そっかぁ。
んでもなぁ。
いっくらアタシが、
あんまりにも、
勢いよくたたくからって、
お太鼓なんかに」
『ケンカを売ってる』
「どころか」
『ケンカを買ってる』
「気すら、
これっぽっちのぽっち、
もないのわぁん」
《もしもし。お太鼓相手に、どうやって買うつもりにゃん?》
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「ミーにゃん」
『ケンカの売り買い』
「じゃにゃいのは、
百も承知にゃんよ」
「へっ?
ならなぁんで、
お太鼓に対し、
今まさに」
『渾身の一撃なるもんを、
お見舞いしてやるのわん』
「って情熱の炎を、
全身に、
たぎらせんばかりだった、
アタシの目の前に、
突っ立ってるのわぁん?」
《謎は深まるばかり、にゃもんで、つづくのにゃん》




