第五百五十話『打ち勝ったのにゃん』
第五百五十話『打ち勝ったのにゃん』
《この充実感。勝利感以外の何物でもにゃいのにゃん》
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『滅びの美学』
「とやらを、
目の当たりにするハメ……」
『大怖っ!』
「やぁっぱ、
なぁんのかんの、
といったって、
相手は」
『天空の村の守護神さま』
「なもんで」
『さわらぬ神に祟りなし』
「でいくとするのわぁん。
……とかなんとか」
『わけの判んない、
ひとりごと』
「をつぶやいてたらぁ」
のっしのっし。
《にゃはっ。ウチにも聞き覚えのある足音にゃん》
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『にゃほぉっ!
ミーにゃあん!』
のっしのっし。
「……あの態度。
さっきまでとは、
打って変わって」
『よゆうしゃくしゃく』
「なうえに、
さわやかなる笑顔まで、
オマケにつけて、
意気揚々(いきようよう)、
と戻ってきやがったのわん。
ああんもう。
いかにも」
『ウチは勝ったのにゃん!』
「な思わせぶりの様子に」
『理不尽』
「を百も承知でアタシは」
『心なしか、
腹が立ってきたのわぁん』
《にゃあるほろぉ。道理で理不尽にゃはずにゃん》
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「ミーにゃん」
『お待たせしましたのにゃん』
「おっ。
ちょうどいいのわん。
——よぉし。
こうなったら。
不満を洗いざらい、
ぶちまけてやるのわん——」
「にゃん?」
『こらあぁっ!』
「なぁに、
ぐずぐずしてたのわん。
ほらほらぁ。
アタシと一緒に、
とっとと、
遊びに出かけるのわぁん!」
『にゃはははははっ』
「んにゃに」
『イライラ』
「してどうすんのにゃん。
にゃあ、ミーにゃん。
あせらにゃくてもいい」
『生き方』
「こそが、
幸せをつかめるのにゃんよ」
《出すもんを出したもんで、ネコにゃっておおらかにゃんよ》




