第五百四十八話『とある試練のネコにゃん』
第五百四十八話『とある試練のネコにゃん』
《一口に『試練』といっても、ネコそれぞれにゃん》
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たったったったったっ!
「よもや、
大親友のミーにゃんに」
『一か八かの瀬戸際』
「まで、
追いつめられるにゃんて。
……とかにゃんとか、
ぼやいてる場合じゃにゃい」
『足をとめたら、
最後にゃんよぉっ!』
《にゃあんせ、ぽろり、とにゃってしまうもんにゃあ》
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たったったったったっ!
「にゃはっ!
ネコが夢見た」
『ゴールの扉にゃん!』
たったったったったっ!
『ふにゃ?』
「こぉんにゃにも、
近づいてるのに、
にゃあんでか、
ぴたっ、
と閉まったまま……と、
そうにゃん!
無我夢中で、
ころっ、
と忘れてたのにゃん」
『呪文にゃん!
呪文を、
とにゃえるのにゃん!』
《トイレットペーパーを忘れたんじゃにゃいんよ》
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「にゃら、いくにゃよぉっ!」
『開け、ゴマ!』
「じゃにゃくって!」
『開くのにゃ、
おトイレにゃん!』
《急ぐあまりオトギ話とカンちがい。ネコによくある話にゃん》
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ふわあぁっ。
「にゃはっ。
いつもにゃがら」
『ようこそ。
お待ちしておりました』
「といわんばかりに」
『真っ白にゃ両扉』
「が、にゃあんとも、
モノやわらかく、
開いたのにゃん。
よぉし。
飛びこむのは今にゃん!」
ぴょおおぉぉん!
《果たしてウチは間に合うのにゃん? ……つづくのにゃん》




