第五百四十七話『間に合ってにゃん』
第五百四十七話『間に合ってにゃん』
《事態は刻一刻と迫ってきてるのにゃんよ》
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「んで?
一体にゃあんで待てと?」
『よっくぞ、
聞いてくれましたのわん』
「いぃい? ミアン」
『朝にゃん』
「と」
『まるで朝にゃん』
「とは、
きぃっぱりのぱり、
と別物なのわん。
なもんで、
わざわざ、
行かなくたって、
いいのわん。
なもんで、
アタシとしちゃあ」
『長かろうが短かろうが、
お話が終わったんなら、
いつまでも、
ずるずる、
と引きずっていないで、
さっさ、
と、
「幕」
にしたらどうなのわん!』
「なぁんて、
怒鳴りつけたくって、
怒鳴りつけたくって、
たまらないのわぁん、
って、おやや?」
ぱたぱた。
きょろきょろ。
『あれあれ、
あれれれえぇっ?』
ぱたぱた。
きょろきょろ。
『おやおや、
おやややあぁん?』
ぱたぱた。
きょろきょろ。
『うわうわ、
うわわわあぁん?』
「んもう、
なぁんとしたことぉ?
どこをどぉ捜し回っても、
もはや影も形もないのわん。
ふぅぅむ。
やぁっぱ、そうなのかなぁ。
いっくら」
『化けネコ霊体』
「ではあっても、
アレばっかは、
思い立ったが最後」
『どうにも、
とまらないのわぁん?』
《にゃにのんきにゃこといってんのにゃん……つづくのにゃん》




