第五百三十四話『もってのほかにゃん』
第五百三十四話『もってのほかにゃん』
《にゃにを持つのにゃん?》
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「ミーにゃんにも、
せめてウチ並みの」
『審美眼』
「があればにゃあ。
親友の美しさににゃって、
らっくらく、
に気がつくのにぃ……はっ!
にゃあるほろぉ。
にゃもんで、
いつまでたっても、
ありとあらゆる点で」
『イマイチ』
「にゃのにゃん」
「こらこら。
そこに、
くっつけんじゃないのわん。
んもう。
油断もすきもありゃしない。
アタシへの評価」
『イマイチ』
「だって、
こっちからいわせれば」
『不当千万』
「だっていうのに。
ましてや、それを」
『既成の事実』
「とみなして」
『原因はここにある』
「みたいな早合点の結論を」
『下しちゃおう!』
「とするなんてぇ。
これを」
『もってほか』
「といわずして、なにが」
『もってのほか』
「と問いつめたくなるくらい」
『もってのほか』
「なもんで」
《『もってのほか』が多すぎんのも、もってのほか、にゃん》
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『言葉』
「のみならず」
『どアタマ』
「までも」
『白紙撤回』
「しなさいなのわぁん!
……って、
たとえ涙が出なくっても、
涙ながらに、
親友としての」
『熱ぅい情』
「とやらに強く強く、
訴えちゃうのわぁん!」
『はい、にゃん』
《『真理』は『情』に勝てにゃいもんで、つづくのにゃん》




