第五百二十六話『ひとりごとが好きにゃん』
第五百二十六話『ひとりごとが好きにゃん』
《にゃあんか、どことにゃく暗いのにゃん》
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「なぁんて、
いっちゃったもんで」
『後悔先に立たず』
「の気持ちを、
ちょこっとこめて、
小声で、
ひそひそ話をするけどさ」
「んにゃら、
ウチもひそひそ話で」
《悪にゃくみにゃん?》
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「にゃあ。
一体にゃんにゃの?」
「ねぇ、ミアン。
今のはさすがに、
やばかったかなぁ。
いっくら」
『どさくさまぎれ』
「だったとはいえさぁ」
『ついつい、
本音をオモラシ、
しちゃったのわぁん』
「あのにゃあ」
《本音っていい切ってしまえるのも、やばいのにゃん》
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『真実を蹴り飛ばして』
「といい」
『イオラなんて、
これっぽっちのぽっち、
も、
いらないのわぁん!』
「といい、
……どうしょう。
ホントのホントに、
アタシったら、やたらと」
『飛ばしすぎ』
「なのわん」
『おしゃべり』
「にしても」
『ひとりごとのぶつくさ』
「にしても」
「ふむふむ。
ネコとはいえウチもにゃ。
長年、
一緒に暮らしていたもんで」
『うすうす気がついて』
「は、いたのにゃん」
「んだからせめて、
ひとりごとのほうだけは」
『ネコ耳』
「を立てないで欲しいのわん。
ひとりごとが好きな、
アタシの身を案じて、
見守るだけに、
専念して、って、
涙は出ないけど、
涙ながらに訴えるつもりで、
哀願するのわん」
《とにもかくにも笑ってはいにゃいもんで、つづくのにゃん》




