第五百十二話『危機を回避にゃん』
第五百十二話『危機を回避にゃん』
《にゃあんせ古今未曾有にゃもんにゃあ》
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「この歳になって、
自分の」
『赤っ恥』
「を、
ネコ前にさらすのも、
なんなのだけれどぉ」
「——出たっ。
イオラお得意の昔話。
このままじゃあ、
お説教よりも、
長く長ぁく、
つき合わされるのは、
火を見るよりも明らか。
なもんで、
ただちに、
『回避行動』
をとらなきゃあ——
そ、そう。
んなら、
無理しないほうが、
いいのわん。
ねっ。ミアン」
「んにゃ。
無理しにゃいで」
「そんなにも、
ワタシを思って……ぐすん。
——はっ!
知らず知らずうちに、
涙がほおを伝って……そう。
何万回もの時を越そうとも、
やっぱり、
涙が出ちゃう、
『永遠の美少女』
なのね。
ワタシって——
うれしいわぁ。
だったら、
なにがなんでも話さないとね」
《ふにゃっ! かえって使命感をあおってしまったのにゃん!》
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「実はね。
ワタシも小さい頃は、
ガムラさまだの、
銀霊お母さまだの、
まぁざっくばらんにいうと」
『目の上のたんこぶ』
「から、
それはもう」
『おぬしゆえに困る』
『そなたゆえに困るのじゃ』
「なぁんてさんざん、
お小言をちょうだい」
《長々と話すつもりにゃん。にゃら早く手を打たにゃいと》
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「ミーにゃん」
「待って。
なにをいわんとしてるか、
とうの昔に察してるのわん。
モチ、アタシも大賛成。
この」
『古今未曾有の危機』
「を回避するため」
『実のない脱線話』
「は、ここまでにしてぇ。
んでもって」
『うわん!
脱線なんてあったの?
ちぃとも知らなかったのわぁん』
「なぁんて、あとで」
『大いにとぼける』
「の前提に、
ちゃちゃちゃ、
とぉ」
『お話を、
再開させちゃおうよ!』
「なぁのわん」
「んにゃ。
決まりにゃん」
《ようやく再開するメドが立ったもんで、つづくのにゃん》




