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佳奈目線(地獄の日常2)

私がドアを開けても誰も挨拶なんてしてくれない。


ただ聞こえるのは、クスクスと笑うみんなの声だけ。


そしていつも『死ね』と書いてある机にたどり着くと、ただひたすら前を向いて座る。


それが私の日常だ。


けど、座っていて何もなければまだ幸せな方だ。


「佳奈ちゃーん、また学校に来たの?そんなに私達にかまってほしいのかな?」


イジメグループのリーダー的存在の吉内よしうち 麻衣まいが、他の女子を引き連れて私


のもとへやってきた。


私がその言葉を無視していると、麻衣が私の髪をひっぱりながら不気味な笑みを浮かべて、私に


言ってきた。


「そんな態度とって良いと思ってるわけ?今日の昼休み覚えとけよ」


私は恐怖のあまり、思わず下を向いてしまった。


それを見た麻衣はクスッと笑うと、もうすぐHRが始まるのでその場を去っていった。


そしてそんな中で授業に集中することも出来ず、時間はあっという間に過ぎて……地獄の昼休み


がやってきた。


何度逃げようとしたか分からない、でもいつもつかまって連れて行かれる。


今日もイジメグループの女子が来て、私は連れて行かれた。


いつもはトイレに連れて行かれて、水をかけられたりモップで叩かれるくらいだった。


しかし今日は屋上に連れて行かれた。


「ねえ、今日は何するか分かる?」


「知りません」


私は俯きながら答えた。


するといきなり麻衣に足で蹴られ、私はその場に倒れた。


次の瞬間、みんなが一気に私を蹴ってくる。


「痛い!やめて!」


私は思わず叫んだが、誰もやめようとしない。


それがチャイムが鳴るまで続いた。


チャイムが鳴るとみんな何もなかったかのように教室へ戻っていった。


私はひどい痛みでその場を動くことが出来なかった。


「何で私……生きてるんだろう。生きなきゃいけないの?」


誰もいない屋上に一人っきりで……。


思わず溢れた涙を止めることが出来ず、私はただひたすらその場で泣き続けていた。

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