佳奈目線(地獄の日常1)
ここで気づいた??方もいるかもですが!
この物語は目線がどんどん変わっていきます。
分かりにくいかもしれませんが、お許しください*
私はいつも……朝なんて来てほしくないと思ってた。
けど、どれだけ私が願っても朝はいつだってやってくる。
「佳奈ー、早く学校行く準備しなさい」
今日も聞こえる母の明るい声。
私はいやいや準備を始めた。
準備をしながら今日こそはちゃんと言おう、そう心に決めていた。
朝食を食べにリビングに行くと、父と母が笑顔で迎える。
しかしその笑顔を見るたびに、私は言いたいことが言えなくなるのだ。
『学校に行きたくない』その一言だけが……。
「佳奈どうした?」
父の言葉で私は我に返った。
「ううん、どうもしてないよ」
「さあ、ご飯が出来たはよ」
「あ、ごめん。今日は急ぐからいいや!じゃあ、行ってきます」
私はそう言うと、急いで家を出た。
もちろん、急ぐ用事なんてない。
ただ一人になりたかっただけだ。
だから私は一人でゆっくりと通学路を歩き始めた。
「そういえば掲示板の返事書いてなかったな……」
私は昨日レスした掲示板のことを思い出していた。
「理由は何って聞いてたけど……」
私が自分の命なんていらないと思う理由、それはただ一つしかなかった。
そんなことを考えていると、大嫌いな学校に着いてしまった。
勇気を出して一歩一歩歩き出し、私は教室の前にたどり着く。
ドアを開けると、私の地獄が始まる……。
そう考えると私は小さく体が震えているのが分かった。
私は落ち着くために大きく深呼吸すると、勇気をふりしぼって目の前のドアを開けた。




