蛮族行動!
イベント編第9話です
もこが貯めていたお金をほとんど使ってしまい
イベントに使う用のお金が無くなってしまったので
2人で祝福されし決闘者をやりまくることに…
「 ミカー! これどうやって招待するのー? 」
「 そこのパーティー招待の欄に私いるでしょー? それ押して !」
「 おっけー できたよー! 」
「 よし じゃあ寝るまでやるか 」
「 あれ さっき晩御飯までって言ってなかったっけ ? 」
「 え? 何言ってんの? 寝る時に晩御飯食べるんだよ 」
「 えっ 」
「 よし行くぞ! 」
「 え あっ うん!」
デュオモードで参加するミカともこ
このモードでは25チーム50人が参加する
祝福されし決闘者は 参加するだけで500コイン貰える上に
順位に応じたコインを追加でゲットできる
10位に入れは4000コインも貰えるのでお金稼ぎとしては効率がいいらしい
「 ミカー! 作戦あるー?」
「 作戦…? そうだなあ… 作戦は~ 」
「 わ~? 」
「 ガンガンいこうぜ! 」
「 あれっ 」
「 よっしゃっ! 行くぞー!」
「 あ 行くぞぉー!」
そう言うと2人共ムーブメントを発動し スピードをあげて敵を探しに行く
「 そういえば なんでこんな作戦なの~? 」
もこが走っている最中、ミカに質問をする
「 え? なんでかって? 」
「 いやーいつもの細かいのじゃないんだなあって思っただけ ! 」
「 ああそういうことね だって連戦するのに細かい作戦は疲れるし 時間かかるじゃん?」
「 あー 確かに !」
「 だから さっさと敵減らして 順位あげて さっさと死ぬ! これ作戦ね!」
「 おっけー! 」
ムーブメントを掛け直して敵を探していると
丘を超えた先に敵影が2つ
「 敵見つけた! やるよ!」
「 了解!」
丘上で止まり攻撃を開始する
「もこは左の敵狙って! 私は右のやつ狙うから!」
「おっけー!」
「 狩人の心得 lv.4 !ラナウェーズ クライシス! 」
ミカが先行で敵の片方を狙って 矢を放つ
「 狩人の心得 lv.3 ! 急襲! 」
それに続いて もこの弓 「 無限の無法者 」のスキル 急襲を発動する
無数の矢が雨の様に敵に降り注ぐ
「 攻撃を受けた! ハンターだ! 」
「 俺も攻撃くらった! 同じくハンターだ!」
敵は近くの岩陰に身を隠したが それを見逃すはずもなく
「 詰めるよ! 」
ミカがそう言うと二手に別れて 敵の居場所の横に移動し 追撃する
「「 チャージショット lv.4! 」」
ミカともこの攻撃により 敵2人を殲滅し、また敵を探しに行く…
敵を見つけては 蛮族のように攻撃をしに行き 殲滅する…
こんなことを繰り返すも 反撃を受け ダメージを受けるので
6回目の戦闘で1人は倒すも 敗北してしまった
「 あーあ やられちゃった… 」
「 まあ 回復しないで特攻してたらああなるよね…」
「 まあ7位だし いいんじゃない?」
「 4800コイン貰えたしね!」
「 じゃあ次行こっか ! 」
「 分かったー!」
寝るまでこの特攻を繰り返すこと100回以上…
総試合数は30回を超え お金は9万コイン集まっていた
「 いやあ 疲れたぁ どんぐらい今ある? 」
「 9万越え! これだけあれば充分でしょ!」
「 変なことに使わないでね?」
「 わかってるよ~ 」
「 ふ~ん … 」
「 しないってば! 」
「 あははw まあいいや じゃあおやすみー」
「 おやすみー 」
pvpイベントが始まってからまだ1日しか経過していないが
pvpでの職業格差が出来ていた
自力で高い火力を出せる アサシンやバーサーカー
攻守のバランスがいいウォーリア
中距離での戦闘で高い安定性を誇るウィザード
召喚獣を扱い 戦術の幅が広い サモナー
以上の職業はソロモードでも充分に戦える上、多人数モードでも戦闘要因になれるので
単純に戦力になれるが
支援職のエンハンサー 、ヒーラーは攻撃スキルはあるものの戦闘職ではないので
味方がいないとその能力を充分に発揮できない
遠距離攻撃職のハンターは スキルによる命中補助があっても物理演算の絡むこのゲームでは
なかなか攻撃を命中させることができないので 戦えない
このような状況により1部のプレイヤーからは批判が出ていて 運営も対応に追われているようだ…