作戦決行!
イベント編第7話です
今週も投稿が遅れました すいません
少し時間は戻り 五分前…
ちょうどミカに大ダメージを与えた敵を狩ろうと作戦を練り始める
ミカは敵の状況と居場所を予想するために
とりあえず状況整理から始めることにした
「 私に一撃入れて 落下ダメージも入って hpが大きく削れた
けど敵はその一撃だけで 速攻で逃げた って感じだったはず…
明らかに何か理由があるよね …
だってhpが大きく削れた敵見たら 誰だって追撃するよね…
考えられる可能性としては
1. hpが少なかった
2. 攻撃するためのスキルが全部クールタイム中だった
3. 確実に仕留められる火力が無かった
2の場合は スキル一回しか使ってないし 近接戦闘職が
攻撃スキル一個しか持ってないなんて考えられないよね…
3と1は結構ありそうだな だとしたら結構簡単に倒せそう…って言いたいんだけど
回復ポーションさっきの攻撃で1本使っちゃって残り4本だし
ダメージ受けたから hpも半分以下でキープしてるし
ダメージ喰らわずに倒したいよなぁ… 」
解説 回復について
祝福されし決闘者 では 回復効果を持つスキルが大幅に弱体化しており(
基本的に回復をしたければ 試合開始時に配られる回復ポーションを使用するしかない
ただし 本数に限りがあるので 使うタイミングは慎重に考えないといけない
ちなみに配られる本数は職業毎に微妙に異なる
「おそらく敵自体は簡単に倒せるとしてもダメージを受ける可能性があるから
居場所を明らかにしたいよな ほかの敵にそいつが倒されるかもだし 」
考えている最中にアラームが鳴り 制限エリアが決定する
運良く制限エリアからは外れて 敵の戦闘音も無いので 索敵を続行
「 さて…問題はあいつがどこにいるかだけど この周辺にいるか?
制限エリアからは外れてるし さっきの大戦闘も収まったし
大戦闘に参加してた手負いの敵を倒せるチャンスもあるからここら辺にいそうだけど
いるとしたらさっきみたいな小高い丘か
それとも物陰に隠れて不意打ちできる場所のどちらかな
さて…どうするか… うーん… あっ!」
いい作戦が思いついたようだ
鍵となるスキルを準備して
ムーブメントでスピードを上昇させ
インビジブルでステルスして早速作戦を開始
「 デドネーション アロー! そんで アーサーテインシュート!」
デトネーション アローは 放った矢が着弾すると爆発して矢の数が4倍になり
矢一本あたりのダメージが1/4になるスキル
アーサーテインシュートを斜め上方向に向かって 連発する
空高く打ち上げられた光輝く矢は色々な場所に落下し
次々と爆発して 周辺に矢を撒き散らす
( 攻撃が命中すれば 特殊な音が命中した方向から聞こえるようになってるから
集中して聞きわけろ…)
聴覚に意識を集中させ そこら中から聞こえてくる爆発音の中から聞こえる音を待つ
「 ……………………………………… 聞こえた!」
音がした方向へ ダッシュで向かう
すると物陰に隠れていた 敵を発見した
( 見つけた!)
敵を視認した瞬間 反射的にスキルを使用していた
「 ラナウェーズ クライシス !」
3本の矢が 敵に逃げる隙も与えず瞬殺した
「 やった! やっぱりhp完全に回復しとかなくて正解だったね!」
ミカのダンジョンスキル
【 荒ぶる龍の魂 】の効果は
hpが半分以下の場合 クリティカルダメージと攻撃力が増加する
この効果を活かすため ダメージを受けた時わざとhpをギリギリ半分超えない程度で
回復をしていたのだ
「 ふぅ… うまくいったぁ〜 って こんなことしてる場合じゃないか
さっきの超目立つ攻撃で 敵寄ってくるかもだしさっさと離れよっと」
約一分後 制限エリアが決定するもミカがいた丘陵エリアは
制限エリアではない上に 運良く周辺エリアが全て制限されているので
敵を待ち構える体制を取ることができていた
「 敵よ〜 どんどん来い〜 撃ち抜いてあげる〜 よ〜 っと」
そんなことを口ずさんでいると早速奥の方から来る敵を発見
それを見逃さないミカは 正確無比な射撃で次々と命中させる
「 あ あいつハンターじゃん 撃ってくるかな…」
と言いつつも全く身を隠そうとしないミカ
ハンターは基本的に攻撃をくらう前に倒す戦闘スタイルなので
ミカ曰くハンター同士の戦闘は姿を隠しても 不利になるだけらしい
敵も数発は避けていたが 運悪く壁となる木や 岩が無かったため
やられてしまった
「 1キル~ やったぜ!」
残り5人になると いきなりアラームが鳴り 1箇所のエリアを残して
他のエリアが全て制限エリアに指定された
「 あと4人倒せば 勝てる!」