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ゲーム廃人さんの攻略日記  作者: ロール
12/22

仲間ができました!

イベント編 第2話です

アイテムを換金する為に、狩場から始まりの街へと戻ったミカ

「さーて どんぐらいになるか…」


アイテムを売却し、得たお金で回復アイテムを補充

「消耗品買っても だいぶ余った〜 あの狩場結構美味しいな」

試しに行ってみた狩場が思いのほか効率がよく 久々にテンションが上がってきた頃、誰かから連絡が来た


「ん? もこから連絡だ なになに… [ お前が勧めてきたゲーム 面白そうだから買ってきた 教えて ]…?」

一瞬思考が止まった

あれだけやらない やらないと言っていた奴がいきなり 「教えて」と言ってきたことに驚いたからだ

「は? あいつあれだけ やらない って言ってたのに 何言ってんの」と返信を送る


そうすると

「 いや〜 あの時は量産型のMMORPGだと思ってたからさ〜 プレイ動画見たら思いのほか細かく作り込まれててやりたいな〜って だから教えて! 」と返ってきた


( うわ 状況変わったら態度が豹変するやつだ! なんか貢がせよ )

そう思い、「教えてあげてもいいけど 対価って物があるんじゃない?」と送る


少し間が空いて返信が返ってきた

「じゃあゲーム内コインでいい?」


( こいつ 安く済ませようとしてるな そうはさせんぞ )

「え〜 ちょっと誠意ってものが〜足りないんじゃ無いですか〜?」と返す


「えぇー じゃあレアアイテムも追加で!」


( もう少し釣り上げよっと…)

「えっ レアアイテムなんて沢山持ってます…」


「じゃあ! こんどなんかリアルで奢るから! 許して!」


( よし! 今度リアルで会うときに 焼肉奢らせよ! )

「それなら教えてあげてもいいよ!」


「やったー! じゃあ始まりの街のCh.6の噴水前で待ってるね! 初期装備だから! 」


「りょーかい」


( レベル上げも手伝ってやるか… )

チャンネルを切り替え、広場にある噴水の前に来た


「 あいつどこいるんだろ… 噴水前って言ってたよね?」

探しているといきなり後ろから肩を叩かれた


「よっ! 」


驚いて 転びそうになる

「うわっ! びっくりした! なんだよ 後ろにいたの… 」


「あはは! 面白いな〜 この反応を見るためだけにやっていると言っても過言では無い!」


「そういうの心臓に悪いからやめてって言ってるじゃん!」


「あれー そんなこと言ってたっけ 」


「聞くのが嫌になるほど言ってやろうか」


「あー ごめんごめんw ついやっちゃうんだよね〜」


こいつはもこ 私の数少ない友達である

とあるゲームで知り合って、仲良くなり今ではリアルでも会うようになった仲だ

夜でも無いのに異様にテンションが高く、ついていけないことも結構あるが

一緒にいて楽しいので 問題は特に無い


「で なんの職業選んだの? 」


「えーっと 弓使う ハンターって奴 」


「だろうな 」


「何故わかった!」


「 いやだって いっつも弓使ってるじゃん 」


「ああ そっか でもミカもハンターじゃん! お揃い!」


「てかもこがやるなんて思ってなかったからハンターでいっかって思って選んだんだけど 被っちゃったか…」


「まあ ハンター二人組で暴れるのも楽しいじゃん! 」


「まあね だけどその前にお前には地獄のレベル上げ作業が待っているのだ 」


「うわぁ… で どこでやる?」


「とりあえず レベル50まで私の経験値貰って そのあとはあいつ狩りに行こう」


「あいつってどいつ? 」


「まあ わかるよ … 」


「なんか怖い 構えとこ 」


ここから丸一日かけてもこのレベリングをやることに

もこは誰しもが通る ハンターの仕様に苦しめられていた


「これ 当てるの難しくない!? どうやってやってんの!?」


「慣れろ それだけ 考えちゃダメ 感覚で覚えるのが一番良いよ」


「えぇ… フィーリングか… 練習しよー」


こうしてミカと一緒にレベルをあげ50レベルにあっさり到達


「うわぁ… これがコネクションの力か…」


「私のお陰で装備も整ったし、そろそろあいつを討伐しようか…」


「あ そういやあいつって結局何だったの?」


「あいつっていうのはね… こいつのこと」

そう言ってミカはモンスター情報をもこに見せた


「53lv 骸の魔剣士 グルーウェル ドリッヘ …? 何こいつ」


「経験値 アイテム 共に美味しい 最高のモンスター だよ」


「なにそれすご! どこに行ったら倒せるの?」


「 この先にあるドロッセル遺跡群 ってフィールドにあるダンジョンに行くと戦えるよ」


「ちょっと急いで行ってくる!」

そう言ってもこは全速力でダンジョンへ向かう


「 まあ誰も”倒せる“ なんて言ってないけどね」

そう呟き ミカはもこの後を追う


「 ここかな ミカが言ってたダンジョンかな ? 中入ろ〜」

何の躊躇もなく足を踏み入れ このダンジョンの難しさに気づいてしまうが もう遅かった


「あーあ 入っちゃった… 死んだな…」

後からきたミカはゆっくり待機することに


「まだかなー まだかなー 」

待つこと… 10分後


「ねー! 言ってたことと違うじゃん! めっちゃ強いじゃん!」


「いや別に誰も “倒せる” なんて言ってないもん」


「あの会話の流れなら 倒せると思うじゃん!」


「まあまあ 私があいつの攻略方法知ってるから一緒にやろ !」


「うん… いいけど どうするの? 」


「これ見て これを機に覚えて 実践する 」


「ちょっとレベル上げしてくるね〜」


「あっ 逃げるなぁ! 待てー!」


「いやー! 覚えたくないー! 」

そんな風に走り回っていたら いきなり地面が抜けた


「えっ ! 何事!」


「うわ もしかしてモンスターの罠みたいなやつか!」


そのままミカともこはいきなり発生した穴に飲み込まれてしまった

次回はイベント編 第3話です

もこ強化回と言った方が正しいかもしれませんw

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