表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/126

第60話

やっぱ隔日更新10月からになるかも。

いや、成績やべーんすわ。



はい、昨日の私から爆弾を賜った今日の私です。取り敢えずのところ、ヤバそうな上に使い道の思い浮かばないものは死蔵しておくことにしました。


爆発寸前の火薬庫なぞ、ビスマルクの三帝同盟よろしく湿気らせておくが吉です。


で、残ったのがこちら。



────────────────



BYV抑制剤

ボトルに詰められた液状のBYV抑制剤。使用すると霧状となって噴き出す。周囲のBYVによる症状を抑制することができる。

それは数ある妄執の1つ。願いに手が届くも、届くのみで手に入らなかった失敗作である。



ホッドミミル・レポート(破)

それは人類の起源を示す残滓。姫の口づけはなされず実行に移された、狂気の断片である。



コラブジアス・レポート(破)

人は陽を望む。だが、陽とて永遠ではない。だから拡張した。



クラリス・ドートドーター

エイブラハム・ドートドーターの存在理由にして妄執の原点。生命活動をするのみの死体である。ならば魂を入れればよいだろう?



病の仔らの徽章

それは最悪の裏切者にして人類の解放者。

それは破滅の立役者にして鳥籠を破る者。

正義の対義語は正義であり、同意語は悪である。



────────────────





「ホッドミミルの方はまだ読める部分がありますね。コラブジアスの方は…うーん、文字が書いてあった痕跡のみとは。」



読めないレポートって何の意味があるんでしょう?いえ、タイトルとフレーバーテキストだけで何となく掴めるものも無くはないですが。


ホッドミミルの方は穴抜けが多いですが、半分くらいは読める状態です。何となく抜けの部分も補えてはいるんですが…まぁ、今考えても意味のない類の問題なので、一旦おいておきましょ。


徽章はなんか電子顕微鏡で見たウイルスみたいな形をしており、その内側になんだか魔法陣を崩したような文様が彫られています。他は特に無いですね。


抑制剤はエイブラハムも持っていたアレです。3つありますし、1つくらいは実験に使ってもいいかもしれません。



「さて、問題はこれ…いえ、この子ですね。」



エイブラハムさんに任されたガラス筒の少女「クラリス・ドートドーター」。


フレーバーテキストを読むにどうやら植物人間状態、けど身体に異常があるんじゃなくて魂がないから、って感じでしょうか。



「…いや魂の入手方法どころか魂が存在するかすら分からないんですが。」



エイブラハムさん、育児放棄は良く無いと思います。

百歩譲って親権の譲渡だとしても、引き継ぎ作業くらいしていってくれませんかねぇ?



「むーん…罪悪感が酷いですが、この子もとりあえず死蔵しましょうか。」



ほぼ死体だからか、非生物でも無いのに停滞キューブに収まりました。これで収まらなかったらその辺に棄ててたかもですよ。



「はい、事後処理終わり!」



さて、この後はどうしましょうか?やはりクラン対抗戦に向けて準備を進め…いや、そろそろソロンから出るのもいいですね。

うーん、悩ましいところです。



「Excuse me?」



「Yes?」



突然外人と思しき男性に話しかけられました。先程の銃劇(アレ)を見て話しかけてくるとは…阿呆か変人か。


変人…というより面白い人であれば目論見通りなんですが。



「うおっ、まさか流れるように英語で返されるなんて思ってなかったぜ!それよりチャカ、チャカだ!」



「あ、はい。…はい?」



既に変人の気配。

というかこの人、右の頰が膨らんでるんですが何か舐めてるんでしょうか。飴…?



「ん?あぁ、これか?銃弾(タマ)だよ、銃弾(タマ)。舐めてるだけで幸せになれるからな!」



あ、変人だ。それも重度の。






というわけで火器性愛者さん登場!

名前募集中!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ