表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/126

2

日曜日は塾がないのでおよそ投稿できます。


2023.6.25 一部改稿

さて、今日は7月31日、モンスタのサービス開始日前夜です。ついに待ちに待ったモンスタのソフトが届きました。


因みに、前日に届いた理由はサービス開始前に解析される可能性があるからだとか。マジックラフトのソフトを解析出来るような人が果たしているのでしょうか?


っと、それはさておきです。



「……」



困りました。何かの手違いでしょうか。

私の前にはモンスタのソフトが二本。それに対して私が応募したのは一本。片方は言わずもがな私が当てたもの。抽選を当てるのも私の特技のひとつですからね。


さて、問題なのはもう片方のソフトです。取り敢えず送り主を確認します。



「えーっと……ありました、これですね。なになに? Magicraft Company……マジックラフト・カンパニー……マジックラフト社!?」



予想外過ぎる送り主に震える手を抑えつけつつ、共に送られてきたハガキを読みます。




『この度は、我が社のソフトに対し非常に価値ある意見を下さり、ありがとうございます。

細やかなものですが、返礼の品としてお納めくだされば幸いです。


モングラル・スタッカー開発代表 英賀保 雅』




ふう、成る程。取り敢えず落ち着きましょう。ソークール、ソークールですよ私。こういう時に大切なのは現状把握です。


要望メール送る→対応してくれる→さらに謝礼としてソフトが送られてくる


……最後の流れが最早意味わかりません。が、何がともあれ



「太っ腹すぎませんか?」



怖い、怖いです。何か裏があるんじゃないかと疑ってかかるレベルです。怖いですが……ここは素直に受け取っておきましょう。予想外にも程がありますが、期せずしてモンスタが二本手に入りました。



「十華ー!」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「応募しないで手に入れるとか、お姉ちゃんがお姉ちゃん過ぎる……」



「おい待て、どういう意味だ」



十華にも説明したところ、先のような答えが帰ってきました。私はいつ形容詞化したのでしょう?



「ってことで、十華もやらない?」



「えー、あー、うーん……部活あるからお姉ちゃんとはあんまり一緒にできないよ?」



「へーきへーき、基本ソロでやるつもりだから」



全部一人でやろうとするし実際出来るから、私がパーティプレイ苦手なの知ってるでしょうに。



「あぁ、お姉ちゃんリーダーシップはあってもフォロワーシップは皆無だもんね」



さっきといい姉に対して失礼な妹ですね。晩御飯は十華の苦手なピーマンをふんだんに使った野菜炒めにしましょう。



「な、なんか悪寒がしたんだけど……ま、そういうことなら私もやろうかな」



「そう? じゃあ、はいこれ」



「ありがと。いやー、やりたかったけどお金なかったんだよねぇ」



さて、それじゃあ明日に向けて寝るとしましょう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


さてやって来ました、サービス開始日です!

現在時刻は11時00分、サービス開始は12時00分からなので少し時間がありますがキャラメイクだけ先にやっちゃいましょうか。


モンスタのソフトをVR機器本体へと挿入し、ヘッドギアを装着します。

因みにこのソフトはマジックラフトからいただいた方で、私が当てた方を十華が使います。


1分ほどでローディングが終わり、タイトル画面へと移行しました。

さて、ついに私のモンスタライフが始まりますよーっ!

1話あたりの会話文が多過ぎる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ