序章~プロローグ~
魔力を秘宝に集め力を解放してゆく。そして剣にまとわせ、強力な闇魔法が覆っていく。
「我が魔法の元に力を表せ! アロンダイト!!」
シュバルツの周りには異様なまでの魔力が集まっている。並大抵の者では近寄ることすら難しい。
「いくぞ……」
ギャラハッドまで一気に距離を詰め、剣を振り上げる。
ギャラハッドも剣をかまえ受けきろうとする。
「我が誇りにかけ防ぎきる!」
そしてアロンダイトが纏う魔力が解き放たれ、黒い光の柱が上がり辺りを飲み込んでいく。一撃の後土煙が覆う。
「はっ。はっ。やったか?」
確かな手応えが腕に残る中、煙がはれ、影が見えてくる。
そこにはギャラハッドが方膝をつきこちらを見ていた。
「秘宝の力……。予想以上にすごい。だが完全に扱えているわけではないようだな」
着ていた鎧は剣を持っていた肩から手にかけて砕けていた。
「化けもんかよ……。いくら全開じゃないつっても鎧が砕けただけなんて」
くそ。どうする? もう魔力が限界に近い。そう思い次の策を考えていたところ意外な返事が聞こえた。
「うむ。それだけ開放できれば十分だ。我が主には話を通しておこう」
ゆっくりと立ち上がり剣を収めこちらに歩いてくる。