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第１章～少女との出会い～

サンクチュアリを解きつつ魔力を展開する。そしてシャイニングボールを作りだす。

牽制の意味をこめルリアさんの足元へ放つ。

「おっと。当たらないわよ。このまま負けかしら？ヴァイス」

今だ。サンクチュアリを解き、一瞬の間にルリアさんの背後へ回る。

「くらえ！」

剣を振り上げ斬りつける。早い斬撃を繰り出す。しかし、ルリアさんは体を柔らかく使い華麗に避ける。そのまま後方へバックステップでさがる。

「早いけど…… それじゃあたらないわよ。ヴァイス、そろそろ解放してもいいんじゃない？」

剣の解放。俺の剣はエクスカリバー。必殺の一撃は確かにある。

「わかりました。もう俺にはこの手を使うしかない」

魔力を剣に流し始める。刃の色が真っ白から少しだけ属性をおびはじめる。

ルリアさんも銃に最大量の魔力を溜める。片方の銃にのみ収束することでかなり威力があるはずだ。

「いくわよ。ヴァイス」

溜めはルリアさんが先。放出された弾丸は一筋の光の矢のよう。その軌跡には魔力の名残が煌めく。