3話
ギルドに着き、ダンジョンに入る。
できれば、今日中にレベルを5に上げたいけど焦らず慎重に行こう。
早速、一匹目を発見する。いつもと同じ様に後ろから槍で一刺し。
どんどん行きたい。少し歩いて2匹目を見つける。
気付かれず後ろに周り前と同じ様に槍で刺そうとした時、不意にコボルトが振り向く。
「わおーーーん!!」
まずい!!仲間を呼ばれた!!
すかさず振り返ったコボルトの心臓に向け槍を突き立てる。
考えている暇はない今すぐここを離れないと。
ザ、ザ、ザ
遅かったようだ、見つかってしまった。
3匹のコボルトがこっちに向かって走ってくる。
くそ!やるしかない!
そうこうしているうちに3匹のうち1匹が先行して走ってくる。よし、落ち着いていれば対処可能だ。
まずは、走ってくるコボルトの心臓に槍を突き刺す。槍を刺した直後はもがいていたが少し経てばコボルトは動かなくなる。
他の2匹に目を向けると、2匹は目を合わせてアイコンタクトをしている。おそらく2匹同時に襲いかかってくるだろう。
「「ガウ!!」」
予想通り2匹同時に、こちらに向かって走ってくる。2匹同時に相手をするのは無理だ。1匹ずつ相手にしよう。走っている2匹のうち1匹に向けてスキルを使う。
発動:『影操作』
コボルトの足下の影を動かす。コボルトは突然、足下が不安定になり転ける。
転けてない方のコボルトは突然仲間が転けた事に驚きそちらに目を向ける。
よし、気が逸れた。
こちらに目を向けてないコボルトに近づき、槍を胸に突き刺す。
「次!」
体勢を立て直す前に仕留めるには槍を抜いている時間はない。コボルトに刺さったままの槍から手を離し、腰につけていたナイフを抜く。
まだ、完全には体勢を立て直せていないコボルトに向け蹴りを入れまた転けさせる。突然の衝撃に困惑しているコボルトの喉元にナイフを突き立てる。
「ゴホ」
血を噴きながら暴れるが、少ししたら動かなくなる。
「はあ、はあ」
槍やドロップアイテムを回収して、乱れた呼吸を整える。ここまでやったんだから流石にレベルアップしているだろう。
「ステータス」
【名前】冬野礼司 Lv5
【称号】
【スキル】『影操作』『鑑定』
レベルの部分が点滅している、ここを触れば良いのだろうか。とりあえず触れてみよう。
半透明のウィンドウの表示が変わる。
【スキル選択】
・【回復】
・【野生の感覚】
・【自爆】
なるほど、これでスキルを選べるのか。まあ、一択だな。
てか、一番下のスキルを取るやついるのか。
俺は【回復】を選んだ。
ギルドでも怪我の治療はできるらしいがお金を取られるらしい。それにその場で回復した方が生きる確率も高くなるだろう。
スキルを選んだ瞬間、ウィンドウの表示が元に戻る。
【名前】冬野礼司 Lv5
【称号】
【スキル】『影操作』『鑑定』『回復』
スキルはちゃんと取れているみたいだ。
一気に3匹の相手をして精神的にも疲れた、今日はここで帰っておこう。
周囲を警戒しながら、ギルドに歩き出した。




