1.神との遭遇
初投稿です!
拙い文章ですが多めに見てもらえると嬉しいです。
俺の名前は佐藤春人、無職の28歳。
24歳の時に実業家だった両親が事故で亡くなった事で一生働かなくても贅沢しなければ生きていけるくらいの遺産が舞い込み、勢いで当時就職していたゲーム会社を退職してしまった。
今でもその会社が制作したソシャゲをやっているが、ガチャ石などの配布が多くて無課金に優しいゲームになっている。
最近は1日1回無料ガチャをすることだけが人生の楽しみになっている。
ある日、俺は食料の買い出しにいつも行っている業務用スーパーに向かって歩いていた。
そんなにお金に余裕があるわけでもない俺にとって業務用スーパーは神と言ってもいい場所だ。
いつも通る道、いつも通る横断歩道。そして、いつもはないクラクションと横からの凄まじい衝撃。
そう、俺はトラックに撥ねられたのだ。
「おめでとーう!君は厳正なる抽選の結果、見事異世界転生+願いを三つ叶える権利プランに当選した!」
…何を言っているんだこの銀髪ケモミミ幼女は?
「どういうことですか?まず、あなたは誰ですか?」
「そうじゃの、急にこんなことを言われてもわからんか。まず、わしは神じゃ。」
この幼女は何を言っているんだ…?
「そうか、君にはわしが幼女に見えるか…君の中の神のイメージ、どうなっているんじゃ…?」
「君にはってことは、他の人は違った見え方をするんですか?」
「そうじゃ。神には本来見た目は存在せず、概念だけがその場にいるようなものなのじゃが、それだと君のような者には不便じゃろう。そこで、相手が想像する神のイメージにあった見た目で見えるようになっているのじゃ。」
そうなのか…しれっと考えていることを読み取られたことは気にしないでおこう。
「それがいいのじゃ。さあ、3つの願いを言ってもらおうか?」
「待ってください、まず異世界転生ということですが、どのような世界なのですか?」
「そうじゃのう…剣と魔法の世界、と言うと想像しやすいかの?」
よくあるやつだった。
「よくあるやつで悪かったのう…」
「すみません、あまりにベタで…、じゃあ、願いを言ってもいいですか?」
「よいぞ!どんどんこい!」
…3個より多く言ってもいけそうな勢いだ。
「では、まず一つ目から…」
一話一話は短めになると思います。