首輪…じゃなくて、チョーカー
バイトをしていて、偶々気付いたのだけど。
「ゆめ:あいさん、チョーカー付けてるんですね」
「あい:うん。くろのすと、おそろい」
「良いですね〜。何処で買ったんですか?なんかめっちゃ品質良さそうですけど」
「つくってもらった」
「…えっ、オーダーメイド!?」
多分、カコさんのアトリエで作られたよね。買おうとするといくらするんだろう…
「…あ、そうだ。差し支えなければ、くろのすさんのチョーカー、見てみたいのですが」
「いいよ。ちょっとまってて」
そうして見せてもらった写真は―――
「あっ、まちがった。こっち「いや誤魔化せませんよ」
―――さっきの写真。店主が付けているチョーカーよりも明らかにゴツく頑丈そうだった。そして、通常のチョーカーに付く筈の無い、鎖がついている。それが、店主とくろのすさんの首に付けられているソレを繋げている。
これは、どう見たって………
「首輪……………ですよね」「……………」
補足すると、画面の中の2人は、顔を紅潮させながらも、何処か嬉しそうに見える。尚、店主の方が嬉しそうで、くろのすさんの方は恥ずかしさが大きいようだ。
………そして、チェーンを持っているのが店主の方である。好奇心から色々な事を知ってしまっている私は、色々な事を察してしまった。夜の主導権は店主にあるのだろう…このふわふわが?????
「………あいさん」
「わすれて」
「あ、はい…」
ゆめについての話は、こちら。
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