第七話 ロコモVS謎の男
アイツ、ビルに向かって蹴り飛ばされたぞ。しかも、壁を貫通して
「今は人の心配をしている場合では、無いぞ」
あの男の言う通りだ。今は目の前に集中━━━
{ピキッガラガラ}
「ん、なッ」
アイツがビルを壊しながら飛んでったせいで、バランスを崩したのか。不味い、このままじゃビルの下敷きになる
「チッ面倒な」
男は背を向け、消えた。いや、さっきみたいに目の前に現れる。いや、違う。逃げたんだ
「クソッ」
速く路地から出ないと、死ぬ
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「グッ」
意識が飛んでたのか。辺り一面瓦礫の山。あの男は、どこに行った。
「流石は ❰特隊❱ だ」
生きてたか。だが、今は良かった。無線機は使える
{ツーツーツーザザ}
「こちらロコモ。 ❰教会❱ 関係の人間と対峙をしている。至急応援を頼む」
{ロコモ君、出来るなら、捕縛。でも、自分の命を優先に}
「了解」
良し。連絡はできた、あとは時間を稼ぐだけだ
「応援なら来ないぞ」
「・・・どういう意味だ」
「殺し屋が ❰特隊❱ の本部に向かっている」
今からでも、連絡するか
「させるとでも」
速い
「ウグッ」
無線機は━━━
よかった、まだ生きてる
「どうして、すぐに殺さない」
「できるだけ、いたぶってから殺す。お前たちのお仲間も同じように殺してやったからな」
立てるか。大丈夫、まだ立てる。腹の出血量的に、まだ大丈夫。呼吸を整えろ。最善の判断と行動。ミスれば死ぬ
「何でここまでして ❰特隊❱ を殺す」
「お前たち ❰特隊❱ は全ての導きである ❰炎の神❱ の行動に反する。だから、殺す。これが理由だ」
❰炎の神❱ だと ❰炎の悪魔❱ じゃないのか
「話はこれぐらいで良いだろ」
丁度痛みも和らいで来た。剣も十分に握れる。これで何とか、応援が来るまで持たす
「腕はもらうぞ」
あの超スピードが来るのか。だが、パターンさえ分かれば、対処できる
「なにッ」
コイツは真っ正面にしか、来れない。だから、あらかじめ剣を構えていれば、ガードできる
「なッ」
コイツ、両腕から直接剣が出てる。いや、生えていると言った方が正しいか
「ウッ」
男が剣を横に降る、それを何とか回避するが、追撃が来る
「まだまだァ」
不味い、コイツ近距離もいけるタイプだ
「こんなものカッ」
クソ、近距離じゃ手数が多い向こうが有利。逆に距離を取れば、超スピードの攻撃が来る。かと言って俺から攻撃すれば、その隙を狙われて斬られる。防戦一方か━━━
「グッア」
何だ、今動けなかった。まさか、出血量の限界が迫って来てるのか
「 ア」
どこに行った。消えたのか。違うコレは━━━
「終わりだな」
男が背後からそう放った、刹那。体から大量の血が飛び散る
「ガハッア」
余りの痛さに倒れてしまう。クソ、立て。クソ、立たなきゃ殺される
「しぶといな━━━」
ンなんだ。瓦礫が男に向かって、飛んできた
「クソ、痛てぇしヨォ、ナタもォ失くしちまったシヨォ。なによりィ、オレを勝手にわすれてんじゃネェ~」