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ファイヤーファイア 【連載版】  作者: kurokuro
第一部 ファイヤーファイア
1/20

第一話 ファイヤーファイア

新連載!


開幕最悪!


 «辺り一面が雪に覆われた道路に、車のエンジンが鳴り響く»


「じゃ~ん。見てみてぇ」


「なんだよ」


 «男は前に座る女を見る»


「花~良いでしょ」


「いいなぁ。くれよ」


 «女に右手を出す»


「え、ヤダ。だって、私が食べるモ~ン」


「ハァ~ケチィ~」


アッたべやがった


「うん、おいしい」


「ずりぃぞ、だせ」


 «男は女にのし掛かり、口に手を入れようとする»


「ちょ、汚いからヤメナ。今度取ったら、あげるからァ」


「オレは、いまたべたいんだ」


はらへってんだ


 «瞬間、男は女から逃げるように、離れる»


「ほらぁしつこいから、能力使っちゃたじゃん」


「いてぇ、ビリビリするぅ」


 «この世界には ❰能力者❱ と呼ばれる。特殊な力を持つ者が居た。女は、体内の電気を操る、能力を持っていた»


「うるせぇぞ」


 «突如、助手席に座る男が大声を上げる»


「アア、飯だろ。丁度良い、俺も一服してぇし、ここらで休憩するか」


 «そう言うと男、二人はライフルを手に持ち、車から降り、檻が積んである、荷台へ歩み寄る»


「カギ」


「ン」


 «助手席に座っていた男がライフルを、構えながら檻のカギを開け、腐ったパンの一切れを投げ込む»


「ほら、食え」


「   一つしか無いけど」


「うるせぇな、お前らは生きてる価値も無いヤツラなんだ。食えるだけマシだろ」


「まぁそう言うな、コイツらは大事な商品だ。ほら、口を開けろ」


 «女は言われるがままに口を開ける»


「ふぅ~」


「ゲホッゲホッ」


 «女はタバコの煙を吸わされた»


「お前ッ」


 «女は男に殴りかかろうと飛び込むが、肩をライフルで撃ち抜かれる»


「ナイスエイム~」


「大人しくしてろよ、ガキ共」


 «そう吐き捨てると、男達は檻のカギを閉め、車に乗り込みに行く»


「あ~もう、クソ痛い」


「なぁなんで、なぐろうとしたんだよ。どうせ、うたれるだけだぜ」


バカだなぁ


 «男は呆れながら、女に聞く»


「あのねぇ ❰アサ❱ 私たちは商品。だから、アイツらは痛めつける事は出来ても、殺すことは出来ない。それにアサも見たでしょ。撃った時の顔。死んでないか不安そうな顔してたよ」


 «女はフフンと、鼻を鳴らし、自慢げにアサに話す»


「それに、どうせ ❰フガルダール❱ に行ったら、私たちは死ぬまで働かされるんだ。あそこは ❰能力者❱ を道具としか見てない国だからね。   私は電気系だし、今よりクソみたいな扱いされるんだろうなぁ」


 «女は下を向き。歯を食い縛る»


「アッでも、アサは違うかもね」


「なんでだよ」


「だってアサの ❰能力❱ 良く分かんないじゃん。何でも体に吸収しちゃうんでしょ。いつ分かったんだっけ」


「よんさいくらいのとき、みずをあたまからかけられて、ぜんしんからすいこんだとき」


「しかも、勝手にでしょ。アハハハ、欠陥能力じゃん」


「わらうなよぉ」


ひどい


「実用性が無いし、向こうでも、捨てられるかもね」



(    )



「  でも、捨てられたら、逃げることが出来るかもしれない」


だから、なんだよ


「逃げれたら ❰アンデクロ❱ って国に行きなよ。あそこは、能力者の扱いが良いし、世界連帯機関に入ってる」



(      )



 «アサの目を見て、女は告げる»



   「私の分まで生きなよ」



 «突如車体が揺れ、二人の視界が真っ暗になる»


「いててて、アサ。アサ、アサ、どこ」


「いてぇ」


なにがおきたんだ


 «辺りは一面の雪だった。しかし、今は炎々と燃え盛る、炎で埋め尽くされていた»



「ア、ア”ァ”ア”ァァ」


 «刹那二人の男が燃え盛る»


なんでもえてんだ。それに、もえてるひとがクソほどいるぞ


「アサ、逃げるよ ❰化物❱ だ」


 « ❰化物❱ ━━それは、燃えながら動く死体»


「クソ、アイツらも化物になりやがった」


 « ❰化物❱ に殺されれば、殺された者も ❰化物❱ になる»


「ガハッハァ」


んだこれ、メチャクチャくるしい


「煙が蔓延してやがる、アサ、口を抑えろ」


 «二人は意識が朦朧する。そして、二人に気づいた化物達が一斉に襲いかかる»


「ア”ア”ア”ァ”」


 « ❰化物❱ は二人を囲い、体を裂き、噛んで行く。さらに、触れられることにより体は炎上する»


くるしい。からだがほのおをすいこみやがる。いたい、くるしい、にげたい


 «アサの能力は吸収。アサはまだ、能力をコントロール出来ておらず、自身の意思に反してまで自動で発動する━━━»


もういやだ、しにたい━━


「生きて」


 «アサの指に少しだけ触れ、女は告げ、燃え上がる。彼女は死んだ。しかし、アサは彼女の最後の言葉を聞いた»


━━━ンで、そんなこというんだよ。オレもいっしょにいきてぇよ。ンで 《生きて》 なんていうんだよ


 «━━━ ❰能力❱ を使いすぎると肉体は暴走し、その状況に適した肉体へと変化し、文字通りの ❰怪物❱ となる。しかし ❰能力者❱ はソレを無意識に防ごうとする。だが、アサはそれが出来ない。故に、アサの肉体は暴走する»




▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼




 «炎が消え、また雪景色へと変わった道路に車のエンジン音が鳴り響く。そして、車の中から男女が出てくる»


「いや~これはハデにやったね~」


「 ❰化物❱ の炎が消えてるって事は、死んでから三十分以上は経ってます。無駄足でしたね、先輩」


「ん~じゃあ ❰ロコモ❱ 君はここにいる ❰化物❱ をあの裸の少年が一人でやったと」


「・・・馬鹿ですか、アンタ。アレは多分 ❰能力者❱ さらに、暴走して ❰怪物❱ になったんですよ」


「ほう、その根拠は」


「 ❰怪物❱ になったヤツは肉体がそれに耐えきれず、肉体が溶けて死ぬ。だから、アレの周りに溶けた後がある」


「ええぇ~じゃあ完全に無駄足じゃ~ん」


「俺は先に車に戻ってますよ」


「    ちょっと待った」


「何です」


「生きてるね、彼」


「はぁ、何言ってるんです」


「私の目に狂いは無い、だよ」


(      )


「イヤですよ」


「かわいい女の子に運ばせるの」


「   分かりましたよ。じゃあ先輩は車近付けて下さいよ」


「私、免許もってな~い」


「・・・分かりました」

チェンソーマン大好き~


アサ君は義務教育を受けてないので、文字が書けない。ので、ひらがなを使ってる。勉強したら、漢字になります


一緒にいた女の子の名前知らねぇんだよな

みんなで決めてくれ

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最高に面白かったです! [一言] これからも追ってまいりますので、執筆頑張って下さい!!!
2023/07/09 17:35 退会済み
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