7話 魔を引き寄せるモノ
岩壁の崩落を終え、俺は洞窟出て虎たちの生存を確認する。俺の目を掛かれば一発で――
「うん?」
「――……お前かよ。どうした?」
モノだ。なぜ勝手に出て来た?
「……………」
薄いが、これは――
「心配しているのか?」
「……うん」
……ちゃんと回復したな。
暖かな気持ちでさりげなくモノの頭を撫で――
「ガオぉぉぉぉー‼︎」
突然背後から咆哮と衝撃は伝わった。緊急と感じ俺は即座にモノをき蹴り飛ばし、飛んで来た虎の口を押さえた。
口は封じられた虎は爪で攻撃しようと、俺は全力で虎の頭に注いで爪撃を外させる。
ずっと躱すじゃいづれジリ貧だ。今のうちに仕留めないと――‼︎
突然、体は何が体内から衝撃が受けた感覚をした。――咸卦が解除された。
ヤバエ――⁉︎
強化を切れた俺は大虎にお振り落として、そして大虎は爪で俺を仕留め――
「――⁉︎」
突然大虎のは動きを止め、注意は俺からモノへ向けた。――この瞬間を見逃さなかった。もう大虎の心臓を貫き、そして全力で大虎の首の刎ねた。
ぽん!
首が落とした大虎の死体は力を失い、斃れていた。
……油断はしない。
トトメに大虎の頭を脳まで刺す! その頭は大きな断末魔を叫んだ後やっと魂が消散した。
「はーはーはーはーはー」
危なかった。一つ間違えば死んでいた。それに――
「えー、えー」
「……大丈夫か?」
「……うん」
「お前さっき何をしたか?」
「…うん」
肯定したか………うん?
「なんだこれ?」
相当な数の魔物がここからしばらくの場所で集まっている。何がに惹かれ、だがまだ結界を嫌いで近付けないようにしている。……うん?
そう言えば……、なんか周りのは奇妙な力場は回っている?
その力場の影響で魔獣たちを惹きつけた。そして力場の中心はモノだ。
これは魂から発するもの、つまりこモノだけの力………
「今後は気を付けないとな」
「……?」