10話 黒餓鬼
モノの訓練と森へ探索を繰り返す日々を数週間を送って来た。
モノはもう抵危険地域で自分で狩猟することが出来る。彼女に食べ物の狩猟を任せ、俺は森の探索に専念することになった。
「うん……これでほぼ全域か」
ついさっきで俺は森全域の地形を探索終えた。長かったな〜
「一ヶ月掛かるとはな」
この前から思うけど、この盆地は相当広いな。そこの山は魔術に視力を強化しないと見えない。この森も相当だ。大森林と言っても過言ではない。他の平原、丘と山も地球のものより大きい……
「まぁ、詮索は後だ。それに相当鍛えているからな〜」
名前:上寺セン 種族:人間 性別:男 歳:13 格:半人前
生命:1890/1890 体力:1997/2002 エーテル:32999/3422
筋力:609(未成年) 頑丈:396(未成年)
智能:1160(未成年) 精神:1663(未成年)
反応:2376(未成年) 俊敏:2466(未成年)
器用:2964(未成年) 運:568(まあまあ〜)
魅力:25(並少年)
技:ロクサス流エーテル魔術B、ロクサス流鍛練心術C+、虚心流武術・無限B、解剖C、狩猟術B、イエン流心理学C+、水流操作C、噛み撃D、水虎爪D+
特性:???、???、異界の智慧、異眼(魂)、天才、13の理、神罰
名声:魔神だったもの(神々)、魔神教を滅ぼすもの(神々)
考察するのはこの世界を知り尽くしてからだ。そう考えて、俺はテントへ戻ると帰り道へむ踏む時――⁉︎ すぐに横へ回避する‼︎
突然死角から要所を狙って、剣の一刺しして来た。それを避けた後、俺は相手と対峙する――
「……」
「……」
あれはふ黒肌の青年だ。口元に細く長い牙を見た。これは人間ではなく、あの緑小鬼共の同類だ。それに……
名前:クロ 種族:黒鬼族 性別:男 歳:1 格:鬼
生命:2698/3665 体力:2936/3855 妖力:596/689
筋力:1204 頑丈:507
智能:769 精神:973
反応:2213 俊敏:2362
器用:2570 運:374
魅力:166
技:鬼語E+、狩猟D、槍術E+、棒術H+、刀術E、森行法D、罠作りE+、指揮D+、悪食F+、器具制作E、練兵法H+、格闘C、気配察知E+、鱗防御F+、蛇毒H、気配察知E+、蛇眼G+、毒耐性E、吸血G、血液操作E、豚人語H、鑑定D+、野犬人語G、手加減H、地図暗記D+、陰陽師C+、剣士F+、神主E+、細工職人E+、威嚇咆哮F、堅牢E、体液操作E、操糸術F+、音波探測E+、
特性:???の加護、暴食、発火体質、氷耐性、火耐性、発雷体質、雷耐性、妖力吸収体質、異眼耐性、蜘蛛糸生成、悪臭生成、鋼肌、操風能力、風刃耐性、土岩耐性、
「……お前、なんなんだ?」
「………」
黒餓鬼はなんの返事もせず、直接小石を迅速に投げ、俺がな捌く瞬間接近し、小斧を俺の頭を狙って振り下ろす。
それを即錬成の剣で防ぎ、お互い二、三十回の攻撃と防御を回って、そして同時に距離を取った。
「「………」」
しばらくの対峙、そして――俺は彼を背を向けて逃げた。
「……はぁ?」
完全に振り切るまでこのような声を聞こえたような……
○◇○
「……危なかった」
さっき急いで逃げたのは相手はあの黒餓鬼だけじゃない。ろ他に二体が挟み撃ちに動いている。気付いた時もう俺を包囲する位置に着いた。対応は一秒遅かったら俺は勝算低い戦に迫ることになる。あの黒餓鬼だけでは相当手強かったのに他の二体と連携すれば太刀打ち出来なくなる。
「会話出来るといいか」
取り敢えずテントへ――うん⁉︎
「誰がテント襲撃する⁉︎」
すぐ全速でテントへ戻った。到着した時少し乱れるが、大した問題はなかった。
「大丈夫か?」
「……たいじょうぶ」
モノも無事だ。でも………
「何に襲われた?」
「……みとりのひとたち、きばはついている」
「緑……」
あの餓鬼たちが……
「それに」
「うん?」
「かれらはおんなの人すうにんつれていた」
…………女の人?
○◇○
俺は速く餓鬼共の洞窟へ向かった。野営地に襲ったものは数人の女の人を縛って連れていた。
ゴブリンと似ている餓鬼と女性たち………いい想像はしねえ〜
「まだ無事だといいか……」
洞窟に辿る前に少し南の開け地で餓鬼たちを見つけた。あの黒い青年は他の餓鬼たちに………訓練している⁉︎
「ほらほら走れー‼︎ 強さはサボったやつについてないぞ! 強かければ必死に走れ‼︎」
…………青年声の………日本語だな?
まぁ……、信者からモノまで日本語を喋っているからもう驚かない。
「へーへー、死ぬ〜〜〜〜」
「文句するな。強くなるためだろう」
「こ、これで強くなれるの?」
「クロはそう言ったでしょう」
「本当に強くなれるの〜?」
「さぁ、でもクロの命令だし」
「あぁ〜〜〜〜、そうだなー、逆らうことは出来ない……」
どうやらあの黒青年はクロと呼ばれるようだ。それにしてもこれは……………軍隊式操練? 地球のと似ているが、さらに効率がいいやり方だ。これで………
「???」
「あれは……」
そう考えるうちに、まだ緑の青年一団があそこへ入った。
「おぉーガ、帰って来たじゃのう〜」
緑の餓鬼………いいや、肌と目付き、そして魂から見て相当な老人だ。長老のか類い?
「ロウ、大量しゃ」
その後ろには、四人の少女がある。全員は和式の服装を着ているがそれぞれ格好が違う、普通町娘の裝は二人、巫女一人、そして武者……女足軽一人だ。荷物には見えない。
「おほほ、これはまだ別嬪じゃのう〜追手わ?」
「ない、相変わらずあの場所から我等を見失った」
「ほほほ、あの結界を感謝せねばのう〜」
「それよりロウ」
「分かっている。初モノはあげるから……」
「……――⁉︎」
それを通じて女性たちは怯えている。……どうする強引に救出してテントで籠るか?
………いいや、無理だ。
テントの防衛機能はあのクロを止められない。それを対抗出来るように改修すれば時間が掛かり過ぎる………どうする?
「ロウ、女たちを俺が貰っていい?」
あのクロは突然そんなことを言い出した。一体何を………憐み?
「なんだキサマ! チビのくせに俺様と女を取り合うのかわい!」
「取り合うつもりはない。ただその女たちを貰いたい」
「チビめ、誰が上が分からないようだわい」
「まてまてまてまて⁉︎」
ガの一団から二人の緑の青年……女性が突然二人の間を止めに来た。
「ケンカはやめてよう。こっちにも迷惑なの‼︎」
「あははははは、まいったよ〜」
「コウ! 相当面倒になるのよ⁉︎」
「はいはい、静かにのうマ」
「……はい、ロウ」
おおーこの老人、予想より威厳がある?
「てわ………、ガとクロは決闘で優劣を付けよう」
「……ロウ」
「ガとクロは特別、この機にこの群れのカシラを決めよのう」
「……いいだろう。このチビに身の程を弁えてやる!」
「異論はない」
こうして二人は相対した。周囲は戦える空間は開け、二人の姿を注目する。
「やめるのは今うちだ。チビ」
「いいからかかって来い」
「位置につき……………………はじめー‼︎」
以外と肺は強いなジィジィ餓鬼、勝負は? 見るまでもなくクロの勝ちだ。
「グアぁぁぁぁぁぁー‼︎」
初手・テラハウリング。ガはその威圧で一瞬動け無くなった。
次はガの剣を撃ち落とし、本人を押し倒す。
そして一発で気絶させる。
「そこまでのうー⁉︎」
クロ追撃しようとする時あのロウに止められた。
「これからなこの群れの頭はクロとする。良いじゃのう?」
餓鬼たちはなんのなかった。あれだけ一方的の結果に力の差ははっきり示したからな。まぁ〜、俺は一目で分かるけどね。両者の実力差は天地の差だ。
「ほほほほーさて、わしはこの娘たち遊ぶのう〜」
……やはりまず準備を――
「ロウ、やめろ」
「うえ⁉︎」
クロの低い声に含めた意志はロウを止まらせた。
「……ロウ、あなたは手にかけた女は殆ど状態は酷くなる。俺らの母体もそうだった」
「………なら頭はどうしたいのう?」
「女性からの同意を貰いないと手を出すなら俺は許さん」
クロは威圧を出して餓鬼たちに威嚇する。餓鬼たちもそれを了承したら、クロは縛られた女性たちに近付き、縄と猿轡を斬った。
「大丈夫?」
「え……えぇ」
「心配するな。俺が居る限りお前たち酷い目に遭わない、だがその代わりにあ働いて貰うぞ」
どうやらしばらく大丈夫そうだな。
クロは女性たちを洞窟へ安置し、餓鬼たちに操練の再開したらこちらへ向かって歩いて来た。
「よう、居るだな」
「……何用だ?」
俺はさりげに姿を現せる。
「ずっとこっちに覗いたな。あの女たちは心配か?」
「うちの子はあのガは連れ去れていると見たからな」
「引き取るか?」
「いいや、お前に任せれば大丈夫だろう」
「……なぜそう確信するだ? 俺は餓鬼だぞ?」
「その魂は違うけど」
「――⁉︎」
クロは一瞬目を大きくして驚いている。
「あんだどこから転生した?」
「……銀河連邦だ」
………えぇ⁉︎
「あの……、西暦なの?」
「は? そんな何世紀前のものじゃない。銀河暦だ」
「銀河暦………あぁ〜こういうこと」
「なんのことだ?」
俺は自分の西暦は過去、クロの銀河暦は未来という仮説を教えた。
「あぁ〜そういうことか」
「これからどうする?」
「いつも通り、この世界で全力で生きてやる」
「全力?」
「転生前に自分の妹分に殺され、ゴブリン……餓鬼に転生した後一時へこんでいたが、そう決めてこの世界と向き合えると決めた」
「強いな」
………こいつなら不利にならないだろう。
「手を組めば?」
「うん? いいの?」
「強力な味方は欲しいだよ。こんなま危険がうろついてる世界で生きたいなら」
「いいだろう。お前らを歓迎する」