9話 森探索
道は海岸の岩場と森前の平地と繋がっている。
俺は今まで集めた素材を加工……魔導科学を使って大テントを作った。
魔導科学は俺は地球の頃魔術と科学を併せて、完成させ、俺だけに使える理論だ。戦闘から建築、武器加工まで、一方でやれることは殆ど驚異的な効率で行うことが出来る。
今作ったテントはハイテック小型要塞ほどの防衛機能と先日モノが発する力場をえ消す機能を持っている。
これなら前回のような発生をふ防げる。
まあ〜、数日掛かるけど〜
「テントの生活機能も完成したし、そろそろ森へ探索するか」
「……おきをつけて」
最近はやっと喋るようになった。まあ〜、言語は日本語で良かった。
違う世界だし、この世界について俺はまだ何も知らないと思うべきだ。
「慎重に行こう」
警戒を切れず探索を始めた。森探索の要は獣と植物への理解だ。
でもここは地球ではなく、未知の異世界だ。理解はゼロからやり直しなきゃ。俺は海岸の時ワニ、カニ、虎を解剖と観察でその生態を調べた。
その体は外見では地球の動物と変わらないが、その構造は一つ違うどこがある。魔獣の細胞と血液は常に魔力を付きでいる。効率は魔力回路を頼る俺より高い……、けどそれを使えこなす智慧……脳は発達していない。だが地球と違う事がある。あの大虎の脳も他の虎たちよりいいけど地球人間ほど進化していない。しかし、地球の基準で他の虎たちと比べるとその差は異常としか言うようがない。
つまりここの生物の進化は凄じい……油断出来ない。
「さて、狩るか」
○◇○
森内の魔獣種類はやっぱり豊富だ。兎、熊、虎、狐、虫……色々な獲物は大量にいる。まあ……熊と虎のような危険対象は単独で手に負える個体を狙っているが……
「今日はここまでか」
ある程度の獲物と新地区の探索を終えた後俺はテントへ戻る――うん?
「………これは」
この足跡、両足で立っている。サイズは子供のような………
――‼︎
遠くないどころから細やかなか音が伝わる。俺は慎重にそっちへ向かって見ると――
「がぁぁぁぁぁー!」
「きー、きー!」
緑肌、子供の体型の生物二体が騒いでいる。
………ゴブリン?
名前:リ 種族:小鬼 性別:雄 歳:3が月 格:小鬼
生命:102/111 体力:260/297
筋力:346 頑丈:66
智能:549 精神:138
反応:267 俊敏:281
器用:332
技:狩猟術G、森行法G+、解剖G、棒術H
特性:鬼属、異種繁殖(人種)
ゴブリンと酷似している。小鬼? 名前を付いている? 一体という――
「きが! ぎが‼︎」
「えい! いえいー‼︎」
なんだがお互い獲物を奪い合いようだ……
俺が迷っているうちにあの二体は口喧嘩から手を出すことにした。そしてその一方は死ぬまでた殺し合い、もう一方は仕留めた獲物を持って去った。
「……付けるか」
俺は相手を気付かず、なんの障害もなくあの緑小鬼共の巣穴を見付けた。
「なんがお約束だな〜」
一つの洞窟だ。鐘楼石はないけど……あれ? あれはその名称か?
……まあ〜どうでもいいが。これでコイツら拠点は特定した以上今後の探索は彼らの狩猟範囲から避けてもらう。
こうして、俺はテントへ戻った。
○◇○
「さあ、撃って見ろ」
「――はい!」
俺はモノを初手の魔術と武術を教えている。俺の目は魂の色を見える。その色は一人の肉体、精神と心の変化で色が様々変化する。
その色と変化を解読したらその人の全てを分かる。本人よりずっとだ。
モノは闇属性の魔術をの才能がある。まだ他の才能があるですが、それはまだ形になっていない。今後の成長次第だろう。
「さて、次は武術をするぞ」
「……うん‼︎」