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会見5

 大海さんが話疲れたようだ。

 僕を見てマイクを向けた。

 しかたない、ちょっと早いかもしれないが代わろう。


 「大海さんばかりに話してもらうと倒れてしまいますので僕が話させていただきます。

 我々の基本的な政策の重要な三本柱は以上のようなことになります。

 適時追加で公約は発信していきます。


 さて僕からの捕捉になりますが、僕は元北海道知事だったことで初期の時点から連合国と交渉してきました。といいますか向こうとしては僕しか近くにいなかったというだけですが。

 それでも僕は日本代表のつもりで対応していました。

 皆さんのなかには僕のことを「連合国の手先」だとか「裏切者」ように思っている方もいられるかと思います。

 なにせ連合国の都合のいいように事が進んだわけですから。

 あっという間の北海道侵攻を僕が手引きをしたのではないかということですね。

 はっきりと申し上げますが言いがかりです。

 個人的に何も得するものが無いのですから。知事の立場は無くなる上に為政者としての評判を落とすことを自らやりますかね。

 正直言いますと、知事の任期が終われば代議士になることが確約されていました。与党の操り人形として存在していただけの政治家でした。

 しかし、たまたま連合国のみなさんと日本の支配政策を論議することがあり、そこで色々提案をさせていただきました。

 そこで今回の公約を議論させていただき、双方ともに利がある内容にまとめました。

 言うなればこれらの公約は連合国のお墨付きを得ているものです。

 もちろん日本は日本国のものです。しかし領土が半減し東京が壊滅した日本では自力でやっていくことは不可能です。

 今回の選挙は連合国の占領下主導で行われます。

 僕は日本人の誰よりも早く知ることになりました。そこで、この危機をチャンスに変える時だと思いました。

 すぐ公約の提案内容の元を考えました。そして連合国を通じて関東の元知事たちに連絡を取り集まってもらい意見の集約を行いました。

 知事の皆さんもコロナ対応以前からの中央政権に対して思うところがあり、僕の考えに賛同してくれました。

 僕たちは新しい政策集団を作り選挙で政権を握り、全国民にとってより良い未来を創るために、強引ではありますが確かな手段で変えていきます。

 古い常識に凝り固まった政治家は排除します。そのためにはまだまだ仲間が足りません。

 一緒に汗をかいてくれる人を探しています。

 是非名乗り出てください、待っています。

 一応言っておきますが、利権を期待しているかたは残念ですが、その辺の仕組みはできない政府になりますので、ご理解ください。

 僕の現状は連合国と日本との橋渡しの役目をになっています。

 だからといって選挙で勝つ確約があるわけではありません。

 国民の皆さんが判断することです。

 投票権は十八歳以上になりましたが投票率は上がりませんでした。

 それは無力感そのものを数字で表したからです。

 誰が国民に無力感を植え付けたのでしょうか。国です、昔の日本です。

 皆さんが造る新しい国は皆さんの投票で決まります。

 昔と同じ日本がいいのか、それとも新しい価値観と常識で次世代が思う存分生きられる日本か。

 女性が人間らしく生きられる、子供が健やかに育てられる、才能を生かせる、マイノリティ差別のない社会は夢ではなくなったのです。

 次の日本では現実になります、期待してください。

 

 ご意見や反論は受け付けておりますが、匿名は拒否します。

 無責任な意見で無駄に混乱させられません。

 もしそのようなことを行う方がおられましたら、連合国で占領政策の妨害行為ということで確実に摘発されますのでご注意ください。

 以上が僕からの話になります。

 次は皆さんが知りたいと思っている佐倉一生さんにマイクを持っていただきます」


 僕は佐倉さんにマイクを渡した。

 笑顔で受け取った佐倉さんはここまでの二人とは異なり立ち上がって話始めた。


 



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